2006年12月01日

「溺レる」川上弘美

女流文学賞、伊藤整賞受賞。
全て恋愛の短篇集。

全ての作品の登場人物全員がカタカナの名前だったり、考え方や言葉遣いが古風だったり、とにかく雰囲気がある作品たち。
内容を要約してしまうと普通の話になってしまいそうだけど、川上弘美の文章になると全然変ってくる。
ひとつの行動や感じた事や、表現の仕方が凄いと思う。
ほの暗く、淡々とおだやかに過ぎる時間の中で過ごす、男と女。
こんな大人の関係も素敵。

目次
 さやさや
 溺レる
 亀が鳴く
 可哀相
 七面鳥が
 百年
 神虫
 無明

溺レる
溺レる
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 420
  • 発売日: 2002/09
  • 売上ランキング: 82286
  • おすすめ度 4.0


本★8/10
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posted by このみ。 at 22:54 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

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