全て恋愛の短篇集。
全ての作品の登場人物全員がカタカナの名前だったり、考え方や言葉遣いが古風だったり、とにかく雰囲気がある作品たち。
内容を要約してしまうと普通の話になってしまいそうだけど、川上弘美の文章になると全然変ってくる。
ひとつの行動や感じた事や、表現の仕方が凄いと思う。
ほの暗く、淡々とおだやかに過ぎる時間の中で過ごす、男と女。
こんな大人の関係も素敵。
目次
さやさや
溺レる
亀が鳴く
可哀相
七面鳥が
百年
神虫
無明
- 溺レる
- 発売元: 文藝春秋
- 価格: ¥ 420
- 発売日: 2002/09
- 売上ランキング: 82286
- おすすめ度
本★8/10