2007年02月28日

「永遠の出口」森絵都

第一回本屋大賞第四位作品。

主人公「紀子」の10歳から18歳まで。
今思えば分かることも、あの頃には分からなかった。
ある日を境に、あの頃にとっては大切な事が大きく変化をする。

どうしてこんなに気持ちが分かるのだろう。
子供の頃にどんな風に感じていたかなんて、私はすっかり忘れてしまっている。
森さんの本を読むと、それを思い出し、痛いほど分かる。

お誕生日のプレゼント、サンリオの文房具、いじわるな言い方、思っていることを言葉に出せない切なさ、親への反抗、ちょっとした冒険、等々。
「そうそう、こういう事あったなー」と何度も自分の過去へ振り返りつつ、ページをめくる手を止められませんでした。
「永遠」という、ありえない「出口」へ向かって、進むしかないのだ。
未来はどんな未来だってありえるのだから。

永遠の出口
永遠の出口
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2006/02/17
  • 売上ランキング: 36503
  • おすすめ度 4.5

★8/10


▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:10 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(3) | 本を読んで| edit

2007年02月27日

泣いてないです。

花粉症の為、目がかゆくてかゆくてグリグリかいていたら、アレルギー性結膜炎になってしまいました(゚Д゚ノ)ノ
涙が止まりません。
目も腫れぼったくて、視界が狭いです。

電車で本を読んでいてもハンカチが手放せません。
感動している様に見えるみたいで、なんの本かと隣の人がしきりに覗き込んできました。
「いえ、この本は泣けません。だって爆笑モノ。」とも言えないし(汗

今日、病院に行ってきました。
目薬だけだと思っていたら、鼻炎にも効くというお薬まで出してもらえたんです♪
耳鼻咽喉科にも行かなくちゃ、と思っていたので手間が省けました♪♪
これでこの季節を乗り切るか…。とほほ。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:51 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年02月25日

「紙婚式」山本文緒

結婚する前に読むと、結婚するのは正しいことなのかと心配してしまうような、
結婚した後に読むと、結婚して本当に良かったのかと心配してしまうような、
そんな内容の短編集。

色んな夫婦の形があるにせよ、こんな結婚は怖い。
怖いというのは背筋がすぅっと冷たくなるような怖さ。
他人同士が一つの家庭を作るのだから、問題が全く何も無い結婚生活なんて、そうそう無いとは思う。
だけど。それにしても…。

「秋茄子」は唯一、先が少しだけ明るい話でほんわかできました。
表題作「紙婚式」は、今の多様化している結婚という形を代表しているかのようで、悲しく、興味深い作品。

目次
土下座 / 子宝 / おしどり / 貞淑
ますお / バツイチ / 秋茄子 / 紙婚式

紙婚式
紙婚式
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2001/02
  • 売上ランキング: 105502
  • おすすめ度 4.5

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:37 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月23日

いまさらふゆそな。

ついに!!
見終わりましたよ。最終回までっ!
「冬ソナ」こと「冬のソナタ」です!
遅いなんて言わないで下さい。
こんなに色々探しながら全部を見たドラマなんて、ほかには無いのですから(笑)

だって見はじめたのは2005年の10月からですよ。
全20話。
連続して放送されると、どこかで見逃してしまい、次の手段へ移るしかないのですよ。
Gyaoで見て、TV Bankで見て、TBSの再放送で見て、衛星劇場で見て、Yahoo! 動画で、ラストを。
(見はじめの頃の記事は→コチラ

順番が違ったり、字幕だったり吹き替えだったりで混乱しつつも、やっと最後まで(涙
だって、もうここまできたら意地ですもの。

そんな苦労をしつつ見た冬ソナで学んだこと。
○ タートルネックセーターの着こなし方
○ 韓国語ほんの少し
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:46 | 東京 ☁ | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年02月22日

「卒業」重松清

「卒業」をテーマにした四編。
重松自身は「ゆるす・ゆるされる」の構図もあるという。
「まゆみのマーチ」は「流星ワゴン」と対の作品。
「追伸」は「その日のまえに」に繋がるという。

四編とも「死」を扱っているので、昨年二人の身内を亡くしたばかりの私には、読んでいて辛い話でした。
「まゆみのマーチ」と「追伸」は特に、電車の中では読めませんでした。
目頭が熱くなり、呼吸が苦しくなり、慌てて本を閉じたほどです。

「まゆみのマーチ」
危篤の母を見取る為に帰郷する。
子供の頃、社会とうまく交われなかった妹のまゆみへ。
母が歌ってくれた応援歌「まゆみのマーチ」。

「あおげば尊し」
生涯教師の父は余命わずか。
「生死」を面白がっているように思える自分の生徒へ、父からの最後の授業。

「卒業」
自殺してしまった親友の娘とその家族との出会い。

「追伸」
病死した生みの母と、そりの合わない育ての母。
生みの母が残したノートを胸に抱きながら大人になって思うこと。

卒業
卒業
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/11
  • 売上ランキング: 925
  • おすすめ度 5.0

★10/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月20日

花粉症。

今年は少ないと聞いたのに。
いつもに増してヒドイ症状が出ています。
小学生以来、落ち着いていた「目」にまでも。
鼻のかみ過ぎで鼻の下は当然赤くなり、ティッシュが手放せないし、喉までも炎症を起こしているし、目も真っ赤、肌もボロボロ。

去年は「観測史上稀に見る多さ」くらいの表現で報道されていましたが、私はそんなには大変じゃなかったんです。
多少は出ていましたけど、今年ほどじゃない。

要するに。
花粉が沢山飛んでいようが、少なかろうが、私には関係ないんだな。
天邪鬼なんだろうか、私…。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 02:53 | 東京 ☁ | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年02月19日

「白い薔薇の淵まで」中山可穂

第14回山本周五郎賞受賞。
発表時に話題を呼んだ受賞記念エッセイ「花だけはくれるな」も特別収録、です。

初めての中山可穂です。
受賞記念エッセイと、文庫版あとがきを読んで納得しましたが、何も知識無く読み始めたのでちょっとビックリしてしまいました。
同性愛での恋愛小説であり、官能小説でもありました。

新人女性作家の「塁」と「わたし」は書店で出会い、恋に落ちる。
性格では合わない二人だけれど、破滅的な性愛に溺れ、別れられない。
極限まで愛するということは。究極の愛とは。

圧倒的な迫力の愛し合うシーンと愛しすぎて切ない気持ちで、読み終わってしばらくはこの世界から抜け出せませんでした。
二人の喧嘩は激しく流血までしているのに、何度別れても離れられない二人。
二人とも男性との付き合いも出来るのに、結婚しても、帰る当ての無い旅に出ても、離れられない。
同性愛というのは途中から全く気にならなくなりました。
これほどの純愛、これほどの快楽。
最後まで読んで、もう一度冒頭を読むと、ほんの少しだけ救われました。

白い薔薇の淵まで
白い薔薇の淵まで
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2003/10
  • 売上ランキング: 153799
  • おすすめ度 4.0

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月17日

良く聞く音楽。

地域ネタですみません。
でもこれ、最後までじっくり聞いちゃったんです。ついつい。



駅名は、そこだけというのではない様です。
同じ曲を他の駅でも聞いたことあるし。
アレンジが違うと曲名が変わるあたりも面白いです。
よく使う駅での曲は「あ、これこれ!」とか「そうそう!」とかですが、聞いたことが無い曲もあったりすると不思議な感じ。
このメドレーを聞いて、なんだかそわそわしてしまうのは私だけ?( *´艸`)

ジリリリ…というベルから曲に変わって、何年になるだろう。
変わった当初は違和感たっぷりでしたが、やっぱりこれで良かったかもしれませんね。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:43 | 東京 ☀ | Comment(9) | TrackBack(0) | サイト紹介| edit

2007年02月16日

「なかよし小鳩組」荻原浩

こりゃ題名から想像できない楽しい本でした。
零細広告代理店の杉山は、ひょんな事からヤクザからの仕事をしなければならなくなる。
「そんなはずは…」という方向へ物事は進み、窮地に追い込まれる。
ヤクザは小鳩組。

くすくす笑ってしまうけれど、ほんのりジーンとくる。
ヤクザが相手ですくんでしまうシーンでも、必死に頑張る姿が可笑しい。
アイデアを練りに練っても即却下されたり、組長の家でプレゼンしたり、マラソンまでしたり。
杉山の子供、早苗が可愛い。
可愛らしい言葉なんて一つも出てこないのに、可愛い。
もっちロンドン・パリ! プルップ〜

なかよし小鳩組
なかよし小鳩組
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 700
  • 発売日: 2003/03
  • 売上ランキング: 9191
  • おすすめ度 4.0

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:59 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月14日

「マルドゥック・スクランブル」沖方丁

第24回日本SF大賞受賞。
アニメ化まで話が進んだが、途中で製作中止。

SFは読むのに体力がいるのでなかなか手を出せませんが、これは本好きの方たちにも話題だったので、ずっと気になっていた本です。
文章は翻訳調で韻をふんでいたりしますが、これも味のうち。
全3巻、「圧縮」「燃焼」「排気」と長い話ですが、一気に読了。

少女娼婦で殺されかけたルーン=バロットとネズミ姿の頭脳ロボット、ウフコックの話。
近未来の話で重力素子式エアカーやら電子眼鏡などが冒頭から登場。
バロットやウフコックを治療(修理)するドクターを加えた3人と、バロットを殺そうとしたシェルとボイルドの戦い。
ウフコックがバロットを守る為に変身(ターン)したり、バロットがモノに操作(スナーク)したり干渉して会話したりする。

カジノシーンが半分くらいを占めていますが、ここが面白いです。
途中で止められなくなり一気に読んでしまうほど、息もつけません。
驚いたのが、この話は「レオン/完全版」を観た後に書き始めたということ。
マトリックス放映よりも全然前なのに、こんな話を書いていたとは。

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮  マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼  マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気
★10/10
感想
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:44 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月13日

眠いのに寝れない。

先日、何年ぶりかに徹夜をしました。
とは言っても、仕事や遊びではありません。
布団の中で寝返りを打ちながら、目覚ましが鳴りました。
学生の頃は徹夜なんてしょっちゅうで、全然へっちゃらだったのに、さすがにこの年齢にもなるとかなり辛いです。

次の日は演奏の仕事でした。
何度も何度も演奏している曲だし、頭の中でしりとりをしながらでも弾けるような曲。
なのに、普段では考えられないところでミス。
あーあ。

仕事が終わり家に帰って、20時ごろから爆睡。
23時ごろ起きてしまい、その後寝れず。

次の日も朦朧としながら仕事へ行き、帰ってきて3時間うとうと。
その後寝れず。

…これはマズイです(◎_◎;)
体内時計が狂っているし、眠いのに寝られません。
睡眠障害!?
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:34 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年02月11日

「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子

1997年、本の雑誌が選ぶ年間ベストテン第一位。
映画化もされて今年5月公開予定。
主人公の今昔亭三つ葉には、TOKIOの国分太一が演じる。

三度のメシより落語が好きで、噺家になった前座よりちょい上の二ツ目、今昔亭三つ葉こと外山達也。
テニスコーチで対人恐怖症の従弟の綾丸良、美女であがり症の十河五月、小学校でいじめにあう村林優、解説の仕事が下手な元野球選手の湯河原太一。
4人は話すのが苦手で、それを克服する為に三つ葉に落語を習いに通う。
とりあえず「まんじゅうこわい」を教えていく。

面白かったです!
落語は興味はあるもののまだ面白さが分かっていませんでしたが、コレを読んでからは見方が変わりました。
一度聞きに行ったら、はまりそうだな。
三つ葉の性格が、古風で好ましい。
おせっかいで一生懸命で、落語の厳しい世界の中で頑張っている姿が印象的。

自信とは、一体何なんだろうな。(中略)
自分で自分を「良し」と納得することかもしれない。

映画『しゃべれどもしゃべれども』公式サイト

しゃべれどもしゃべれども
しゃべれどもしゃべれども
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2000/05
  • 売上ランキング: 10447
  • おすすめ度 4.5

★9/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:19 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit

2007年02月10日

どうでもいいこと。

久しぶりにテレビをゆっくりと見て、ビックリしたこと2つ!

「ジョイ」のCMで「ジョイくん」の声が変わっていたこと。
「王様のブランチ」の司会が寺脇康文じゃなくなっていたこと。

ジョイくんは声変わりをしたのだろうか。
いや、新しいほうが声が高いから、人が変わったんだろうな。

どうでもいいことなんだけど。
この変化に気が付いたとき、懐かしいような寂しいような気持ちになりました。

こういう変化って、長い期間で旅行に行ってたりしたときにあったよなぁ。
そういえば、最近仕事じゃない旅行に行ってないなぁ。
長い間続いていたことが変わったんだ。着実に世の中は動いているんだなぁ。
日々変化、私だけしてない気がするなぁ。

と、飛躍しすぎの気もしますが、暗い方向へ考えてしまう。
まぁ、どうでもいいことなんだけど(-"-;A
▲TOPへ
posted by このみ。 at 15:31 | 東京 🌁 | Comment(3) | TrackBack(1) | 日記| edit

2007年02月09日

「家守綺譚」梨木香歩

2005年本屋大賞ノミネート作品。

「それはついこのあいだ、ほんの百年すこしまえの物語」
明治三十年代後半頃だというお話。
主人公は親友の実家を守ることになった。
家の庭は四季折々の自然を楽しむことが出来る。

これはじっくり読み味わう本。
すらすらと読んでしまうのは勿体無いです。
日本の美しさを思い出させてくれて、その季節に思いを馳せると、なんとも心が落ち着く。
「家守」をしながら、物書きをしている主人公の綿貫、親友の高堂、隣のおかみさん、和尚、後輩の山内、犬のゴローなど、登場人物も良い。
異空間の不思議な出来事なども、自然と受け入れる。
子鬼が出て来た時は、少し前に読んだ「しゃばけ」シリーズ(畠中恵)を思い出しましたが、全然違う切り口。
これで380円はお得感いっぱい。
何度も読み返して味わいたい本。

家守綺譚
家守綺譚
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 380
  • 発売日: 2006/09
  • 売上ランキング: 1957
  • おすすめ度 4.5

★9/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:53 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(3) | 本を読んで| edit

2007年02月07日

気持ちを詩にして…

小学生の頃、詩を書く宿題が出ました。
そこで私は「トマト」と題して
「赤い 赤い 赤い 赤い…」と、ノートいっぱいまで続けたら、先生に褒められました。
調子に乗った私は、次の日も違う題材で同じ様な詩を書いていきましたが、「次は他のちゃんとしたのを書いてね」と諭されました。
文才なしです。

だから今回も良いのが思いつかないです。
いつも駄作ですみません。
みなさんはこれで愛のメッセージを送ってください( *´艸`)
バレンタインにピッタリのジェネレーターです♪

ImageChef Make Visual Poetry


Make Visual Poetry.JPG
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:23 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | サイト紹介| edit

2007年02月06日

「あしたはうんと遠くへいこう」角田光代

角田光代の初めての恋愛小説。
田舎の温泉町から東京に出てきて、さまざまな恋愛を経験する。
幸せになりたいと思いながらも、思うように幸せになれない。
失敗を繰り返しながら、「あした」を夢見る。

なんでこんなに失敗ばかりしてしまうのかと、読んでいて気の毒になってしまう。
恋愛は人それぞれだし、そう思ってしまうのは私の恋愛経験がここまで波乱万丈じゃないからかもしれないけれど。
恋愛に迷ったときに、とんでもない行動を簡単に起こしてしまう。
アイルランドを自転車で一周したり、ニュー・エイジにはまったり。
洋楽にのせて恋愛していく。

あの時あの人と出会っていなかったら、今の自分は変わっているのだろうか。
これは誰しも考えることがあるような気がする。
人との出会いで運命は変わっていくし、運命が変わる為には一日もあれば十分なのだ。

「たすけて」と独り言をつぶやく気持ち、分かるなぁ。
何かに押しつぶされそうなとき、誰かに何かを求めてしまう。
だからこそ、「強くなりたい」と思うんだろう。

あしたはうんと遠くへいこう
あしたはうんと遠くへいこう
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2005/02
  • 売上ランキング: 109007
  • おすすめ度 3.5

★7/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:59 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月05日

モーツァルト全楽譜!

だいぶ前の新聞の切抜きがパソコンの前でヒラヒラしてます。
昨年の12/18だって。
ヒラヒラが邪魔なので、ブログに書いて処分しよう。

モーツァルトの作曲した全ての曲がネットで公開されました。
しかも、無料!しかも、印刷可!
これは著作権が既に無いとはいえ、ビックリしました!

オペラ、交響曲、協奏曲等、600以上の作品。
これが家で見られて、プリントアウトまで出来る。
楽譜が売れなくなってしまうのでは…なんて心配はいらないか。
ちゃんと勉強するときは、やっぱり楽譜は買うし。
でも「ちょっと見たい」とか「急ぎで調べたい」とか「スコアで確認したい」なーんて時には本当に大助かり!
全集は手が出ない高額なものだから、こういうのは本当に嬉しいです。
曲数がありすぎなので、ケッヘル(KV)などで検索するのが一番楽かな。

国際モーツァルテウム財団

とりあえず、ヴァイオリン協奏曲第5番を。
mozart NMA Online.JPG

こりゃ使える♪

関連記事
モーツァルトの日記。
モーツァルトの日記と、そこに書かれている楽譜と音源付き!

第九の直筆楽譜。
こちらはベートーヴェンの直筆楽譜全ページ。
交響曲第九番「第九」です。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:08 | 東京 ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | サイト紹介| edit

2007年02月03日

「放課後の音符(キイノート)」山田詠美

恋ってやっぱり素敵なもの。
たとえそれがどんな恋でも。
私が高校生の頃、こんなに沢山の素敵な恋は…あったっけ…。
大人でもなく子供でもない、あの頃の想いを思い出しながら読みました。
1989年の話なのに、今読んでも色褪せていない。
山田詠美さんの文章は、色んな事を経験しているからこういう文章を書くんだろうなといつも思う。

放課後ってどうしてたっけ。
時間、お金、感情の無駄遣い、もっと沢山しても良かったのかな。
素敵な大人になる為に。

放課後の音符(キイノート)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 380
  • 発売日: 1995/03
  • 売上ランキング: 27925
  • おすすめ度 5.0

★6/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:21 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年02月01日

足を洗う人。

音楽関係のある仕事を辞める方から仕事を引き継ぎました。
この世界から足を洗うそうです。
明日から9時−5時の仕事なんだそうです。

「不安定なのに我慢が出来なくなったんです」と、その人は言っていました。
確かに。
私も我慢が出来ません。
きっと物凄く考えて、悩んで決めたことなんだと思います。

でも、私達同業者って、物心付いたときからコレしかやっていない、コレしかできない、というくらいに、どっぷりとこの世界に浸かっているのです。
遊びたい盛りでも練習して、練習して、練習して…という方がほとんど。(私みたいに遊んでいて練習しない不良学生は置いておいて)
なのに、今から「まっとうな世界」に行こうとするのは勿体無い様な、羨ましい様な、応援したい様な。

「足を洗う」やら「まっとうな世界」やら、物騒な話ですが(笑)
いや、でも、不安定だものねぇ。。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 02:15 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 職業 : 音楽家(仕事日記)| edit

▲TOPへ