2007年04月28日

「今、何してる?」角田光代

恋愛と旅と本をめぐるエッセイ集。

この本の前に角田さんの本を読んだのが「みどりの月」だったからか、イマイチ期待をしないで読んでいました。
いやいやー。面白かったです。
「ふつう」とは、それぞれ違うんだ。

「恋愛プリズム」では、角田さんの飾らない素の部分が見えてきます。
読み終わると共感や同感でさっぱりすっきり。

「恋の言葉に溺れるな!」では、映画や本の中の言葉やセリフを取り上げています。
その言葉について深く追求したり、突っ込んだり。

「旅と本の日々」では、旅が好きな角田さんが旅と本について書いています。
旅をするときに持っていく本の選び方は重要。
外国だったら尚更で、買い替えは出来ないし、相性もある。
旅での経験だけではなく、日常だけれども自分の管轄外でのことなども。

朝日新聞連載の「本と一緒に歩くのだ」の本のエッセイは、日常の何かに共通する数冊の本を紹介している。
この人はどんな本を読んでいるのだろうかと思っていたけれど、どんな本も読んでいるんだ(笑)
幅広いジャンルで、取り上げられている本の中に私が読んだことのある本があると、嬉しくなりました。
読んでみたいと思う本も何冊もあり、私の「読みたい本リスト」はまた増えてしまいました。

ページ数に比べると、満足感たっぷり。
お腹一杯になれる一冊でした。

今、何してる?
今、何してる?
  • 発売元: 朝日新聞社
  • 価格: ¥ 525
  • 発売日: 2005/03/17
  • 売上ランキング: 43001
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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2007年04月27日

「鴨川ホルモー」万城目学

第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞。

京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。
↑データベースにはこう書いてある。
まぁ、何も間違っていない(笑)

大学生になった安倍は京大青竜会というサークルに入る。
協定、合戦、片思い。
そしてホルモー。

帰国子女の高村、鼻のステキな早良京子、サークル会長のスガ氏など、登場人物のキャラクターも好感が持てる。
式神や鬼などという一般的イメージからはかけ離れた、気軽に楽しめる本でした。
たとえ2冊になっても、もっとホルモー部分を詳しくあったら良かったな。
他大学の様子とか、訓練の様子とか、鬼語とか。
「ホルモー」の意味・内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので、読んでからのお楽しみという事で。
レーズンをお供に。
ホルモォォォー!

鴨川ホルモー
鴨川ホルモー
  • 発売元: 産業編集センター
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2006/04
  • 売上ランキング: 3635
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2007年04月24日

プチ同窓会。

4月から復帰した教える仕事。
同じ職場で同級生が5人働いています。
みんな出勤日や仕事内容がバラバラ。
なかなか会えないのですが、今日は3人が偶然同じ出勤日でした。
仕事の合間を縫って声をかけたら、30分間のプチ同窓会。
個性的で服装も両極端の二人(ギャル風と銀座のちいママ風)と、ごく普通の私(自己評価)の3人。
他の先生や生徒に「この3人は同級生なの」と言うと、みんな驚いていました。
やっぱりバラバラな風貌なだけあるな。
しかし、二人とも若い!
三十路過ぎには見えないな。
私も頑張らなくては!
↑仕事ではなく。(笑)
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posted by このみ。 at 02:20 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 職業 : 音楽家(仕事日記)| edit

2007年04月23日

親孝行…。

私が通っている美容院はウチから1時間半くらいかかるところにある、大きな町の美容院。
友達の紹介で行き始めた美容院で、担当してくれた人が独立し、そのまま新しいお店に通うことになった。
ちょっと遠いけれど、なんとなく通い続けている。
だいぶ前に母が「紹介して」というので、母も同じ美容院に。

今日、なんと、父が同じ美容院を予約したと言う。
イメチェンをしたいのだと。
なぬ!
母が通うことになってからというもの、私が行くと母の話題が出てきて、なんとなく恥ずかしい思いをしているというのに、父までも行くと!?
「えー、それはやめてよー」と言ったが、そんなことはお構いなしで、「何着て行こうかな♪」とファッションショーを始めた。
めちゃめちゃ楽しみにしている…。
100歩譲って、しょうがない、これも親孝行だ。
「せめてオシャレして行ってね」と言ったら、ありえないくらいヒドイのを胸に当てて「どう?」とか聞いてくる。
ありえない!
もっとマシなのは無いの?と聞くと、コレが一番だと言う。
任せていられないので、洋服ダンスを見てみると、なんとまぁ。
本当にコレが一番で、マシなのはひとつも無かった。

ダサい父をお店の従業員全員に見られるショックを想像し、がっくりしていたら「ちょっと来い」と言う。
買い物に付き合えと。
そんなぁー!
私もずっと買い物をしてなくて、すごくすごく買い物したいのに、やらなきゃいけないことがあるから必死に我慢しているのにー。
この少しの作業時間を父の洋服選びに使うのか…。
父は洋服を選ぶのに、すごく時間がかかるのだ。
私も優柔不断だけれど、さすが父。
父にはかなわない。
これも親孝行なのか…。
ブツクサ言いながら、選ぶ。
選んでも、何度も試着を繰り返し、ようやく納得し、購入。
シャツ、ジャケット、パンツ、インナー。
これで、それなりに見れる格好になったはず。

荷物一杯で家に戻り、お披露目ファッションショーをしている父を背中に、楽譜をひたすら書く。書く。書く。
終わったらこんな時間だよ。とほほ。
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posted by このみ。 at 02:56 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年04月22日

「アイルランドの薔薇」石持浅海

本書にてデビュー。

南北アイルランドの統一の秘密交渉を進める装勢力NCF。
そんなNCFの幹部達が宿泊した湖畔のロッジで殺人がある。
NCFが依頼した殺し屋は、まだ手を下していない。
たまたま居合わせた日本人「フジ」を含む宿泊者達の中に犯人はいるのか。

ロッジの中での殺人に日本人で科学者のフジが鋭い推理で大活躍。
あまりに美味しいところ取りで、出来すぎのような感じもするけれど、やはり日本人の活躍というのが嬉しかったりします。
殺し屋と犯人が別人なので、二人を探しながら読み進めます。
この人だろうという予想をキレイに裏切ってくれました。
私の読みは甘かったのかしら。

アイルランドの薔薇
アイルランドの薔薇
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2004/09/10
  • 売上ランキング: 25975
  • おすすめ度 4.0

★9/10
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2007年04月20日

「アッシュベイビー」金原ひとみ

芥川賞受賞後、第一作。

キャバクラ嬢のアヤは、ホクトとルームシェアをしながら暮らしていたが、ホクトの仕事関係で知り合った村野さんに恋をする。

…。
あらすじを書こうと思ったけれど、書けるのはこれくらいしかない。
衝撃的な作品で、とにかく内容がえげつなく、下品。
いい歳をした私が、こんな若い子の書いた作品にひいている。
ホクトは小さいもの、特に赤ちゃんで欲情するし、アヤは村野さんが好きだと言いながら他の男性と話をするくらいの感覚で寝るし、村野さんはアヤが「好きです」と何度言っても気にも留めない。
アヤは村野さんに殺して欲しいと強く強く思う。
自分でつけた傷口を広げて欲しかったり、殺して欲しかったり、物凄く「M」なのだ。
こんな風に思うのは私の偏見だけれども、綿矢りさの「蹴りたい背中」の「S」に対抗しているのかと思ってしまったほど。
まぁ、つい最近読んだから余計にそう思っているだけだろうけど。

文学的には良い出来の作品という人も居るけれど、私には理解の出来ない領域でした。

アッシュベイビー
アッシュベイビー
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2004/04/27
  • 売上ランキング: 90899
  • おすすめ度 2.0

★3/10
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2007年04月19日

フクザツ。

東京オリンピック計画。
電車の吊り広告の中にそんな言葉がありました。

朝の満員電車でのこと。
アジア系の外国人の女子大学生数人が日本語と英語を交えておしゃべりしていました。
「東京オリンピック計画!?なにそれ」
「東京でオリンピックを開こうとしているんだよ」
ここで小さな笑いが起きました。

笑いは暖かいものではなかったのです。
周りに乗っているのは、もちろん日本人だらけ。
私も含め、かなりの人が「え…。」という目でグループを見てしまいました。
結果的にサラリーマン風の男性が「冗談じゃねぇ。おまえらに言われる筋合いは無い。フン」みたいな独り言をボソボソ言っているところで私はその電車を降りました。
その後どうなったかは分かりません。

例えば、日本人同士で同じ会話をしていて、同じ様に笑ったのを想像します。
それでも私たちは「え…。」という目で見て、サラリーマン風の男性は「冗談じゃねぇ」と言うのかな。
たぶん、見ないし、言わない。

「東京でオリンピックを開く」という計画。
私は賛成も反対もしていませんが、どちらかといえば「別に今、東京で開かなくても良いんじゃないかなー」という程度の意識です。
だから「ちょっと無理な計画」だとか、反対ではないけれど否定的な意見も理解できます。
それでも外国人に笑われると「ここ(日本人だらけの満員電車)で笑わなくても良いのに」と思ってしまう。
その話題をしてしまったのも、思わず笑ってしまったのも、外国人に悪気があった訳ではないのは分かります。
だからなんだと言えばそれまでなんですけど、言われる人によって捉え方がこうも違うのかと思ったわけです。
だからなんだと言えばそれまでなんですけど。

* 民族間の事や都知事の賛否を言いたいのではありませんので。一応。
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2007年04月18日

「蹴りたい背中」綿矢りさ

第130回芥川賞受賞。

「完璧な日本語」と言われた「インストール」の、次に書いた作品。
主人公「初実」はクラスメートのグループに馴染もうとしないので、クラスに溶け込めない。
同じクラスにはもう一人「にな川」という男子が居て、話すようになるが「オリチャン」というにな川がファンのファッション雑誌のモデルの会話だけだった。

初実は自分に全く興味を持たないにな川が理解できない。
理解できない気持ちは、私も共感できる。
そしてそんなにな川にムカつき、背中を蹴りたいと強く思う。
そして蹴ってしまう(笑)
こんなにも強く「蹴りたい」と思うのは、少し常識や正常という部分から離れていて、不安定な心情なのが分かりやすい。
本の題名はこれがピッタリで、他には当てはまらないだろうと思うくらいでした。

蹴りたい背中
蹴りたい背中
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2003/08/26
  • 売上ランキング: 23783
  • おすすめ度 3.0

★7/10
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2007年04月16日

春。

新しく始まる事が多い春。
季節のせいでしょうか。
なんだか心が落ち着きません。
ちいさなちいさな心配事なのに、いくつもいくつも出てきます。
どれもこれも気になってしょうがない。
積み重なってどんどん膨れ上がり、潰されてしまう気がします。
ひとつずつ解決していけばいいのでしょうね。
そうしていく気力と体力が足りないみたいです。

春は新緑が綺麗。
眺めていると少しだけ落ち着いてきます。
何も解決していないけれど。
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2007年04月15日

村上春樹風。

村上春樹が好きな私。
ジェネレーターものが好きな私。
これに反応しないわけにはいきません。

村上春樹風に語るスレジェネレーター

好きな言葉を入れてポチッとすると、出てくる出てくる。
よくまぁ特徴をとらえているなー( *´艸`)
コレを参考にすれば誰でも「村上春樹風」で書けますね(笑)
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2007年04月14日

「さくら」西加奈子

初めての西加奈子。
読み残りあと少しになって「今日中に読んでしまおう」と思った部分から、ボロボロ泣いてしまいました。

「年末、家に帰ります。おとうさん」というスーパーのチラシの裏に書かれた手紙を受け取るところから話が始まる。
僕である薫、見かけも行動も全てヒーローの兄ちゃん一(はじめ)、大雑把な性格だが凄く綺麗な妹のミキ、その二人に遺伝子を送った父さんと母さん、そして犬のサクラ。
一家5人と1匹での、家族の話。

暖かな幸せな家族の話で、読んでいるだけで幸せな気分になる中盤まで、心を洗濯されたように純粋な気持ちになりました。
「しあわせ」や「愛」、そんな言葉がピッタリ。
ある出来事からこの家族は急展開するのだけれど、どこまでも「愛」というのは誰の心にも最優先されていると思う。
語り口の僕は、何事があっても、それがどんなに悲しいことであっても、淡々としている。
唯一最後まで「壊れなかった」一人。
その淡々としている文章だからこそ、悲しい出来事が尚更悲しくなる。

あとがきに「尻尾を振ろうと思います」とあります。
なんてこと無いこと程些細な事でも、自分にとって嬉しい時も悲しい時も、尻尾を振る。
ちぎれんばかりに、ぶんぶんと。
私もそうしよう。
サクラのように。

さくら
さくら
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/02
  • 売上ランキング: 64666
  • おすすめ度 3.5

★9/10
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2007年04月11日

いやし系。

仕事仲間の年上の人に「癒し系」だと言われました!
わーいわーい。

嬉しくて嬉しくて、友人や後輩に「えっへん。癒し系だって言われたのっ!!」と自慢をしたら、「いやし系じゃないの?」とか「いやしい系ですよ、それ」とか言われてショックを受けています。
えーんえーん。

さすが。見破られているんだな。
間違ってないです。全然。
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posted by このみ。 at 23:36 | 東京 ☔ | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年04月08日

「しをんのしおり」三浦しをん

ウェブマガジン(しをんのしおり)で連載中のエッセイ。
連載中と言っても、ここしばらく更新されていません(笑)
まぁ、売れに売れていて書く時間が無くなっちゃったんだろうな。
でも現在375話まであり、バックナンバーは有料でダウンロードも出来ますね。
でも画面上で読むのと本に印刷されている活字を読むのとは、私には結構違いがあって本の方が断然読みやすいです。
だって寝っころがってでも読めるし。
(↑三浦しをんの本を読むと、どうも自分のキャラが素のままになっちゃいます。)

オタクな部分や、一般的に女性らしくないと思われそうな部分を隠そうとしない三浦しをん。
私のツボに物凄くはまります。
ただ、彼女は漫画オタクなので、詳しい話にはあまりついていけないのが悔しい。
出来たら全部について行きたいくらいなんだけど。
彼女自身も書いているけれど、とにかく妄想癖が凄い。
よく寝て、よく食べて、よくしゃべる。
そして、そこが面白い。

しをんのしおり
しをんのしおり
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 6339
  • おすすめ度 5.0

★8/10
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2007年04月07日

「ワイルド・ソウル」垣根涼介

大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞受賞。
史上初の三賞受賞で、これだけ受賞しているのも納得。
途中本を閉じるのに勇気が要るくらい、面白かったです。

1961年、衛藤家はアマゾンへ渡る。
衛藤家のように家族や親戚を巻き込み、お金もかき集め、夢と希望を持って異国の中南米へ向かう人々は4万人以上。
しかし、派遣された大地に楽園はどこにも無かった。
病に襲われ命を落とす人、逃げ出す家族。
無事逃げ出し、成功する日本人は、ほんの一握り。
当時の外務省は捏造した情報を流し、「棄民」とされた移民たちは「ヤクニン」を恨み、この道を選択した自分を恨む。
40年後、外務省を復讐するために3人が日本へやってくる。

ブラジルを初めとする中南米への移民問題は、なんとなくニュースなどで知っていた程度。
知らないとは恐ろしいことです。
当時の日本、そして外務省の信じられないような考え方で、こんなにも過酷な経験をしている人たちがこんなにも居るとは。
前半のブラジル移民のこれでもかこれでもかという悲惨な生活には驚き、胸が苦しかった。
事情を知れば知るほど、外務省への恨みや怒りは当然のように思え、復讐を誓う3人を応援したくなるほど。
復讐の仕方も復讐に対する姿勢は、こんなにも酷いことをされたのに、そんなに礼儀正しくて良いのかと思うほど、登場人物の悪人ぶりとは遠い気がしました。
復讐をしたって、過去は変わらないけれども。

事実に基づいている部分は、色々な事を考えさせられ、フィクションの部分はスピード感一杯で楽しめました。

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垣根 涼介

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★10/10
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posted by このみ。 at 23:40 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit

2007年04月04日

「シルエット」島本理生

デビュー作で群像新人文学賞優秀作受賞。

17歳でこんな考え方を持っているなんて。
自分の17歳を振り返り、恥ずかしく思ってしまいます。
凄く読みやすく、さらさらと読みすぎてしまい後悔しているくらいです。

わたし、冠くん、はじめ、せっちゃん。
冠くんのお母さんの病気のことが出てきたとき、どこかで似た話を読んだことがあると思ったけれど、思い出せなかったです。
冠くんの事が好きだけど、いろんな問題を受け入れ自分のものにすると、他のものが逃げていく。
途中、はじめの良い人ぶりが、明るくて救われます。
どうしようも出来なかったことでも、結果は結果。
喪失感で切なくなりました。
他人というのは異物だから、絶対に溶けあうことのない部分がある以上、深く受け入れようとすると、どうしても苦しまなければならない。

表題作の他に「植物たちの呼吸」「ヨル」を収録。

シルエット
シルエット
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  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2001/11
  • 売上ランキング: 278516
  • おすすめ度 3.5

★6/10
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2007年04月02日

サクラ

あぁ、やっぱり私は日本人だな。

さくら.jpg

夜にお花見をしましたが、東京は雨。
友人がブルーシートで雨除けを作ってくれての強行決行。
視界には桜は無く、ブルーシートだらけでした( *´艸`)

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posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☔ | Comment(6) | TrackBack(1) | 日記| edit

2007年04月01日

「つきのふね」森絵都

野間児童文芸賞。
子供は勿論だけれど、大人が読んで「良い!」と思える本。

主人公「さくら」は万引きをして捕まるが「智さん」に逃がしてもらう。
親友だったはずの「梨利」とは絶縁中で、「勝田くん」と「智さん」宅に入り浸る。
1999年最後の満月の夜、4人で「つきのふね」を待つ。

ノストラダムスの予言を気にしたり、悪いことと知りながら万引きしたり、親友と喧嘩をしたり。
中学生の頃って大人への成長途中だから、こういう考え方や行動をしちゃうんだよな。
揺れ動く心情を分かりやすく書かれている。
「大人」に分類されている智さんだって24歳。
いろんなものをいっぱいに抱えた中学生3人と24歳の男性。
ラストは智さんにやられました。

つきのふね
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  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2005/11/25
  • 売上ランキング: 60160
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit

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