この本の前に角田さんの本を読んだのが「みどりの月」だったからか、イマイチ期待をしないで読んでいました。
いやいやー。面白かったです。
「ふつう」とは、それぞれ違うんだ。
「恋愛プリズム」では、角田さんの飾らない素の部分が見えてきます。
読み終わると共感や同感でさっぱりすっきり。
「恋の言葉に溺れるな!」では、映画や本の中の言葉やセリフを取り上げています。
その言葉について深く追求したり、突っ込んだり。
「旅と本の日々」では、旅が好きな角田さんが旅と本について書いています。
旅をするときに持っていく本の選び方は重要。
外国だったら尚更で、買い替えは出来ないし、相性もある。
旅での経験だけではなく、日常だけれども自分の管轄外でのことなども。
朝日新聞連載の「本と一緒に歩くのだ」の本のエッセイは、日常の何かに共通する数冊の本を紹介している。
この人はどんな本を読んでいるのだろうかと思っていたけれど、どんな本も読んでいるんだ(笑)
幅広いジャンルで、取り上げられている本の中に私が読んだことのある本があると、嬉しくなりました。
読んでみたいと思う本も何冊もあり、私の「読みたい本リスト」はまた増えてしまいました。
ページ数に比べると、満足感たっぷり。
お腹一杯になれる一冊でした。
- 今、何してる?
- 発売元: 朝日新聞社
- 価格: ¥ 525
- 発売日: 2005/03/17
- 売上ランキング: 43001
- おすすめ度
★9/10