子供は勿論だけれど、大人が読んで「良い!」と思える本。
主人公「さくら」は万引きをして捕まるが「智さん」に逃がしてもらう。
親友だったはずの「梨利」とは絶縁中で、「勝田くん」と「智さん」宅に入り浸る。
1999年最後の満月の夜、4人で「つきのふね」を待つ。
ノストラダムスの予言を気にしたり、悪いことと知りながら万引きしたり、親友と喧嘩をしたり。
中学生の頃って大人への成長途中だから、こういう考え方や行動をしちゃうんだよな。
揺れ動く心情を分かりやすく書かれている。
「大人」に分類されている智さんだって24歳。
いろんなものをいっぱいに抱えた中学生3人と24歳の男性。
ラストは智さんにやられました。
- つきのふね
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 460
- 発売日: 2005/11/25
- 売上ランキング: 60160
- おすすめ度
★9/10