どんな考え方をすればこんな発想になるのだろうかと不思議に思うことから、「そうそう分かる」と頷いてしまうものまで。
些細な日常のことや失敗談など、角田光代の生活と性格が見え隠れして面白いです。
「これからはあるくのだ」を本屋で見たときは、てっきり「前を見て歩こう!」というポジティブな考え方だと単純に思っていましたが、読んでみてビックリ。
そうではなくて、歩くという行為そのものでした。
それでもこの本に収録されているエッセイを全て読み終えたときに、なぜか「これからはあるくのだ」という気持ちにさせられるのが不思議なところです。
解説は大好きな三浦しをん。
- これからはあるくのだ (文春文庫)
- 発売元: 文藝春秋
- 価格: ¥ 530
- 発売日: 2003/09
- 売上ランキング: 40218
- おすすめ度
★8/10