2007年08月23日

まとめる派。

今日の個人レッスンの生徒との会話。
私  「夏休みの宿題は順調?」
生徒 「なんにもやってないから、困ってるところ。だっていつもまとめる派だもん」
私  「・・・。これから大変じゃない。そろそろやらないとねぇ」

ふと思い出した。
私は今、譜読み(とりあえずテンポ通り弾けるようになること)をしなければならない曲が沢山あるんだった!

えーと・・・。
何曲だ?

・・・。

大小合わせて、おそらく30曲くらいだっ!(◎_◎;)
(そのうち1曲は大曲で演奏時間90分くらい?)

人の事心配する前に自分の事だった。
学生の頃は、そんなにまとめる派じゃなかったのに・・・。
どーする、私。(もう古い?)


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posted by このみ。 at 00:45 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 職業 : 音楽家(仕事日記)| edit

2007年08月19日

「椿山課長の七日間」浅田次郎

朝日新聞夕刊連載作品。
映画化もされています。
映画公式ページ

働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、七日間だけ“現世”に舞い戻る。
現世と来世の中間にある「スピリッツ・アライバル・センター」にて、ほとんどの人が「反省ボタン」を押せば「極楽往生」できるという。
それなのに椿山は納得が出来ずに、現世に戻ることにしてしまう。
必要なものが何でも出てくる「よみがえりキット」を持たされて、現世の自分とはもっとも対照的な姿になって3日間を過ごせるのだ。
しかし、制限時間の厳守、復讐の禁止、正体の秘匿を守らないと、こわいことになる。
現世に戻り、家族、仕事、女性問題の悔いを残さないで戻れるか。
自己表現できない女は損よ。
自己主張は必要ないけれど、自己表現はしなくちゃだめ。

面白かったです。
久しぶりの浅田次郎で、「鉄道員(ぽっぽや)」のイメージが強かったのですが、こんなに面白いとは。
椿山課長、やくざの武田、7歳の雄ちゃん、3人とも現世に戻るけれど、みんな周りの人達に慕われていて、死を心から悲しんでいる人がいっぱい居るところでじーんときました。
3日間をフルに活用して、それぞれ成仏できない理由を解決しようとするのが面白く、どんどん進みます。
椿山の父の嘘や、武田の正義や、雄ちゃんの頭の良さにホロリ。
「死後の世界」のイメージが変わるほど、笑い、感動しました。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)
椿山課長の七日間 (朝日文庫)
  • 発売元: 朝日新聞社
  • 価格: ¥ 630
  • 発売日: 2005/09/15
  • 売上ランキング: 7192
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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2007年08月16日

期待。

先日、後輩のコンサートに行ってきました。
なんちゃって教え子でもあります。
海外に留学中でなかなか会えないので、呼ばれていなかったのに無理やり行って来ました(笑)

少し内々のコンサートっぽかったので、私が勝手に来てしまって良かったのかと終始ドキドキ。
きっとその子に「何で来たのー」って怒られるだろうとビクビク。
でもコンサートが終わって会ってみたら、「来てくれて有難う」と笑顔だったので良かったです。

若いだけあってパワーもテクニックもありました。
前よりも充分大人っぽい演奏になっていたけど、後は深さを、これからの様々な経験でついたら最高。

本当に頑張って欲しい。
きっと素晴しい演奏家になるな♪

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posted by このみ。 at 11:39 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | コンサートを聴いて| edit

2007年08月15日

「ぎりぎりの女たち」真野朋子

結婚、出産、更年期etc.ぎりぎりのタイムリミットを迎えた7人の女たちの、切実な闘いを描いた勇気が出る小説集

まったく・・・。
タイトル買いしてしまいましたよ。
買わずにはいられない、このタイトル(笑)
7つの短編集。

読んでいて思ったのが、女性ファッション雑誌に掲載されている小説みたいだということ。
女性ならではの気になる様々なタイムリミットが書かれています。
自分と同じ感覚だったり、そこまでするほど切羽詰っているのかと思ったり。
切実だからこそ、必死になってしまうのも分かりますが「痛い」女性も出てきたりします。
これだから女性ってイヤだなぁ・・・と思いながら、読んでしまいました。

ぎりぎりの女たち (幻冬舎文庫)
ぎりぎりの女たち (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2000/06
  • 売上ランキング: 395904
  • おすすめ度 3.0

★6/10
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2007年08月12日

年上の女性。

最近、年上の女性が気になります。

仕事で一緒になったりして「素敵だなー」「こんな風になりたいなー」って思います。
最近急に年上の女性に出会う機会が増えたわけでもないので、たぶん今までは自分のことでいっぱいで目に入らなかったのかもしれません。
ここ1〜2年は、余裕が出来たのか要領が良くなってきたのか(笑)、お手本としたいような女性に目がいきます。
驚くほど外見も中身も若かったり、反対に凄くしっかりして頼れたり。

いつか私も年下の女性に、そんな風に思ってもらえるようにならねば!!
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posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記| edit

2007年08月08日

「優しい音楽」瀬尾まいこ

「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3編を収録。

「優しい音楽」
タケルは千波ちゃんと付き合っているが、何かがしっくり来ない。
そして、親に挨拶をしたいのに、なかなか家に入れてくれない。
どうしようもない事を抱えた家族は、僕をちゃんと見てくれているのか。
「タイムラグ」
恋人の平太の奥さんの子供を預かることになってしまう。
深雪と佐菜ちゃんの話。
「がらくた効果」
はな子と同棲している章太郎は、はな子のガラクタ集めに辟易している。
何でも持って帰ってくるはな子は、佐々木さんを持って帰ってきてしまう。
佐々木さんとの3人の生活が始まる。

とても読みやすい本でした。
しかし、読みやす過ぎて勿体無い感じもします。
もっともっとじっくり味わいたいと思う瞬間に、話が終わってしまう。
優しさから生まれる出来事って、良いものですね。

優しい音楽
優しい音楽
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2005/04
  • 売上ランキング: 120415
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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2007年08月05日

「嫌われ松子の一生」山田宗樹

映画化、ドラマ化され、観た方も多いでしょう。
しかし公式ページを見てみると、やはり原作のイメージとは結構違う気がします。
どちらも私は観ていないので、なんとも言えませんが。
映画公式ページ
ドラマ公式ページ

川尻松子の転落人生。
中学教師だった松子は、ある事件で馘首され故郷から失踪するのをはじめとし、どんどん転落していく。
教師、ソープ嬢、美容師、それぞれで男性を惹きつけ、人生を乱されてしまう。
松子が殺され、今まで松子の存在すら知らなかった甥の笙が松子の一生を追いかける。

これでもか、これでもか、と信じられない程に転落していく松子。
それでも何か人を惹き付ける魅力と松子自身の努力で、その都度頑張りを見せる。
たった一つの出来事からこれほどまでに人生が変わるのか。
たとえそれが、きっかけに過ぎなくても。
笙が松子の一生を追いかけることが無ければ、松子の一生は誰にも知られなかっただろう。
私は松子に対して好感を持てたので、これほどの苦境の中で生きていく姿には応援したくなりました。
ただ、笙の恋人の明日香は、追いかけるきっかけを作った役割は大きいけれど、最後の役割の必要性はあまり感じられなかったな。
こんなにも波乱万丈の人生。
壮絶な人生を目の当たりにして、私の人生はなんて穏やかなのだろうかと比べてしまいましたが、とても読みやすくてすらすらと読んでしまいました。

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2004/08
  • 売上ランキング: 116324
  • おすすめ度 3.5

嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)
嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 630
  • 発売日: 2004/08
  • 売上ランキング: 155144
  • おすすめ度 3.5

★8/10
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posted by このみ。 at 10:27 | 東京 🌁 | Comment(3) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2007年08月03日

体内季節。

まったく。
東京もやっと梅雨明けです。
こんなに遅くなったのも異常気象だし、地球温暖化のせいでもあるのだろうと思いつつ。
なんとまぁっ!
もう8月ですよっ!
はぁぁー・・・。
あっという間ですね。
体内時間ではなく、体内季節がおかしくなっている感じがします。

なーんて書こうと思ったら(すでに書いているけど)、すでに去年も7月30日とかなり遅かったのですね。
ということは、ただ時間の過ぎるのが早く感じる年齢になっているだけ、ということなのか。
はぁぁぁぁー・・・。

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posted by このみ。 at 00:47 | 東京 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記| edit

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