2008年01月30日

「ニッポンの単身赴任」重松清

北海道から上海、南極まで、単身赴任の仲間20人をルポルタージュ。

仮名が数名居るものの、リアルな単身赴任生活が分かります。
予想していたよりもマジメなお父さんたち。
家族がばらばらになるというマイナスイメージしかありませんでしたが、以外や以外、家族を結束・団結させるチカラもあるようです。
それぞれの勤務内容、家族構成、赴任先での待遇や仕事仲間の話がそれぞれの状況を作っている。

私の父も5年間単身赴任をしていました。
私はまだ結婚もしていないし、今の生活には関係の無い話ではありますが、さすがシゲマツ。
どの話もほんのり温かく、じーんとさせられました。
出て行く側、見送る側、帰る側、待つ側。
家族って良いですね。ほんとに。

ニッポンの単身赴任 (講談社文庫)
ニッポンの単身赴任 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 76100
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2008年01月25日

「メリーゴーランド」荻原浩

9年前に過労死続出の職場を辞め、Uターンした啓一は田園都市の市役所勤務。
平穏無事の人生だったはずが、第3セクター経営の超赤字テーマパークの再建プロジェクトに異動することに。

いつものように、ありえそうでありえない話で痛快です。
主人公の遠野啓一は、優柔不断でどこにでも居そうなサラリーマン。
転機をきっかけに思い切った行動をするところは、実際自分がそのような行動を出来ないからか、スッキリします。
馬鹿馬鹿しい考え方のお役所人間を、メッタ切りするところなんか最高。
メリーゴーランドの場面も良い。
ほろりとさせられます。

メリーゴーランド (新潮文庫)
メリーゴーランド (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/11
  • 売上ランキング: 52579
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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2008年01月17日

「夜かかる虹」角田光代

文庫化するにあたり「草の巣」を改題。

ひとり暮らしの私を突然男連れで訪ね、男を置いて帰ってしまった妹リカコ。外見はそっくりで性格は正反対。人とのつながり、自分の居場所を誠実に問う。

表題作ともうひとつ「草の巣」を収録。
角田光代の特徴が良く出ている、悪く言うといつも通りの話という感じ。
なんだか変なのに、そのまま日常が進んでいく感じ。
私は「草の巣」の方が良かったかな。
バイト先の常連の無口な男に、日常を捨てて付いて行く話。
こんなの普通ありえない、こんな風にするはずがない、と思いつつ、いつもの私から遠ざかりたいという気持ちが心の何処かに隠れているならば、そのことに気が付いたら、そうしようと思うなら、簡単にそうできるのだと思わせられる。

夜かかる虹 (講談社文庫)
夜かかる虹 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2004/11
  • 売上ランキング: 298346
  • おすすめ度 3.0

★6/10
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2008年01月08日

新年会で揉み返し。

新年会で、あるお宅にお邪魔してきました。

買ったばかりのマッサージチェアがあり、「やってみていいよ」とのお言葉。
これはやるしかないと、早速座ってみるとスゴイ!!
一昔前のマッサージチェアは何度もやった事があるのですが、肩の位置がどうしても合わなくて、痛いところがあったりしましたが、これはドンピシャ!
丁度良い場所にピタッと合わせてくれます。
なんと言っても、足と手のマッサージが最高です。
ガンダムみたいな手になり、足になり、エアーでムキュッと押してくれる。
あぁ、今日ここに来て良かったー・・・。トロトロ。ウトウト。

この会のメンバーの中ではいつも働いているせいか、気を使ってくれて、「もっとやっておいでよ」と何度も言われ、その度にやっていました。トロトロ。ウトウト。
ヨダレが出そう( ̄¬ ̄*)

しかし。
日頃の運動不足と筋肉のこりがたまりすぎていた為、今日になって揉み返しがきました。
背中が動かない。首が下を向かない。痛い。。
明らかにマッサージのやりすぎです(笑)
5分コース1つ、15分コース4つ、合わせて1時間5分・・・。
身体がビックリしたのでしょうか。
そしてこれは、いつ治るのでしょうか(´;ω;`)
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2008年01月03日

「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

第25回吉川英治文学新人賞受賞。
映画化もされています。
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」公式ページ

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!

いつものように時間の流れが変わったとき、いつものようにそうだったのかと思わされる。
ただ、今回は「そうきたか、それはあり?」という感があって★は7/10。
動物虐待の話で暗い内容もあるのに、読み終わりは思った以上にさわやか。
キャラクターの個性が濃くて、魅力的です。
ブータンの、蚊ですら殺さない意識には、話の内容とは別にはっとさせられました。
「ソウデスネ」これは私も使いたい(笑)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 680
  • 発売日: 2006/12/21
  • 売上ランキング: 600
  • おすすめ度 4.0

★7/10
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2008年01月01日

Happy New Year!

皆様、明けましておめでとうございます。

もう年が明けてしまいました。
早いなぁ。
ぐうたらブログになってしまいましたが、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

こんな可愛いサイトを見つけました。
針でフーセンを割ってしまいましょう。
ぜひ音を出してお楽しみ下さい♪

happy new year.JPG

Happy New Year
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posted by このみ。 at 15:40 | 東京 ☀ | Comment(11) | TrackBack(0) | サイト紹介| edit

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