旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。慎一郎の本当の目的は、家族に内緒で、失踪した父親の消息を尋ねることだった。現地の娼婦・メイや運転手・ビエンと共に父親を探す一行を何者かが妨害する…最後に辿りついた切ない真実とは。
「ワイルド・ソウル」が★10/10で最高に面白かったので、本書を読むのが楽しみでした。
うん、ワイルド・ソウルには負けるけど、面白かったです。
作者が旅行代理店に勤めている時に書いたというのがなんとなく納得。
ベトナムには行ったことがありませんが、本書を読んで行ってみたくなりました。
登場人物の活躍にはドキドキさせられたし、ストーリーも面白かったです。
- 午前三時のルースター (文春文庫)
- 発売元: 文藝春秋
- 価格: ¥ 620
- 発売日: 2003/06
- 売上ランキング: 37239
- おすすめ度
★8/10