2008年07月30日

写真の表情。

部屋の整理をしていたら、10年くらい前の昔の写真が沢山出てきた。
お約束のように部屋の整理は中断、写真に見入ってしまった。

私、なんだかすごく怖い顔をしてる。
どの写真も、笑っているのに目つきが怖い。
つり上がってる感じ。

それとこれと、関係があるのか分からないけれど、思い当たる節がある。
この頃は、学校を卒業して社会に出た頃。
何か心配事があると、すぐにお腹が痛くなるほど心配性だった。
悪いほうへ悪いほうへ考えて、何日もそればかり考えてしまっていた。
ネガティブ過ぎは良くないと自分も分かっていたけれど、どうしようもなかった。

最近もかなり凹む事があった。
私ではどうしようもないことだけれども、困ること。
でも半日ぐだぐだ考えていたけれど、どうしようもないんだからやるしかない、なんて今では思っている。
ポジティブになったとは言えないけれど、ずいぶん図太くなった。

いくら考えても事態は好転しない。
もちろん考えなくても好転しないけど。

最近の私の写真は、気を抜くときょとんとした表情が多い。
撮るよーと言われて撮った写真も、怖い写真はほとんどない。

表情、やっぱり関係があるのかな。
というか気を抜きすぎじゃないか?
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posted by このみ。 at 11:50 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記| edit

2008年07月28日

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」北尾トロ

ワイドショーも小説もぶっとぶほどリアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる。殺人、DV、詐欺、強姦…。突っ込みどころ満載の弁明や、外見からは想像できない性癖、傍聴席の女子高生にハッスルする裁判官。「こいつ、絶対やってるよ!」と心の中で叫びつつ足繁く通った傑作裁判傍聴記。

題名に惹かれて買いました。「どうすか」って・・・(笑)
知識がない状態から、傍聴の常連になっていく著者なので、文章がわかりやすい。
専門用語などもほとんどないし、後日談や説明もある。

「わいせつ」や「離婚」や「有名人」など、一般的にも興味をそそられるものに著者も気を惹かれて傍聴している姿が、身近に感じます。
ただ、罪を犯した人と被害者、それぞれの人生がかかっている大事な場所だし、あんまり面白おかしく受け止めてしまうのは不謹慎だと思いますが。
裁判員制度が始まる前に読んでみるのは良いかも。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 660
  • 発売日: 2006/07
  • 売上ランキング: 37652
  • おすすめ度 3.5

★5/10
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2008年07月25日

「明日の記憶」荻原浩

2005年本屋大賞2位。
映画化されています。
「明日の記憶」公式サイト

知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。
上質のユーモア感覚を持つ著者が、シリアスなテーマに挑んだ最高傑作。

荻原浩の本だから、こんなシリアスなテーマでもどこか笑わせられるのかと思っていたら、徹底して真面目な文章だったのに驚いたのが第一の感想だなんて、この本を絶賛している方には怒られるかもしれない。
そして、若年性アルツハイマーというテーマから思い出すのは、数年前に韓国映画で話題になった『私の頭の中の消しゴム』で、自然にそれと比較してしまいました。
更に、物事を忘れないようにメモをして、そのメモ用紙をポケットに一杯入れるところは「博士の愛した数式」のジャケットにぶら下げるメモなども思い出してしまいました。
まぁ、私も物忘れが激しいので、よくメモして持ち歩いているくらいなので、比べたり思い出したりするのもおかしいのかもしれませんが。

広告代理店の営業部長でバリバリ仕事をしている50歳の主人公は、物忘れの多さに辟易していたが、それが若年性アルツハイマーの初期だった・・・という状況で、自分にもありえるのではないかと思うと怖くなってきます。
日に日に病状が悪化していく様子は読んでいて辛いけれど、家族の支えがとても良いです。
ラストシーンは涙。切ないです。
一気に読んでしまいました。

明日の記憶
明日の記憶
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2004/10/20
  • 売上ランキング: 96642
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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2008年07月23日

暮らしにくい日本・・・。

昨日楽譜を買いに行きました。
楽譜は財産の一つだと思っているので、すぐに使わないものも買えるときに買っておこうと思って、気が付いたら全部合わせて4万円を超えていました。
そして、この楽譜たちを入れる本棚は既に満タンで、入れる場所がありません・・・。

CDも最近良く買っています。
パソコンでダウンロードできるようになってからも、クラシックの仕事で使うCDは解説などが載っているCDの方が使えます。
CDも楽譜と同じく、入れる場所がありません(-"-;A

お店で貰った「ぶらあぼ」というフリー冊子を眺めながら、重い楽譜をエッチラオッチラ担いで帰ってきました・・・。
これは常々思っていることなのですが、日本はやっぱり音楽を職業としている人たちの暮らしにくい国。
コンサートのチケット、高すぎませんか?
コンサートを開く側から言うと、コンサートホール代が高いし、スポンサーも付きにくいし、助成も少ないし、しょうがないのですが。

チケットが高くて買えない

興味がある人もコンサートに行けない、興味がない人も始めの取っ掛かりとして行きにくいから興味を持てない

ご飯を食べに行って、帰りにコンサートを気軽に聴きに行ける様なのが理想だと思うのですが。
先々月イタリアに行った時、私たちの演奏会のチケットは10ユーロ、ゲストで世界的に有名な人が来たときでも20ユーロでした。(7/23現在、1ユーロ=約169円)
山の中の田舎町でしたが、このチケット代は高いそうです。
向こうに移住している人が言うには、都会でももっと安いのだそうです。(席によるけど、安いのからある)
それでも立ち見が出来るほどの満員。
町の人たちが気軽に聴きに来てくれました。
ホールの前を通りがかった人たちが「今日は何やっているのかな?あ、面白そうだから聴いてみよう」という感じで。
日本ではコンサートホールの前を通っても、ポスターを見て帰ってしまうケースが多い気がします。
有名な演奏家で1万円以上、オペラなんて何万もする。
これでは気軽には聴けないですよね。

最近の日本人は、海外のコンクールでも優秀な成績を取っているし、世界の舞台で活躍している人が沢山居ます。
これだけ優秀な音楽家を出している国なんだから、その人たちも自分の国で活躍したいと思えるようになってくれると良いのにな。

あぁ、本棚に楽譜が入らない話から愚痴になってしまいました。
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posted by このみ。 at 12:17 | 東京 🌁 | Comment(4) | TrackBack(0) | 職業 : 音楽家(仕事日記)| edit

2008年07月18日

「銀輪の覇者」斎藤純

「このミステリーがすごい!2005年版」第5位。

戦前が舞台の自転車レースで、本州縦断という過酷なコース。
レース用ではない重い自転車、改造等はすべて禁止、参加費も高額。
それでも賞金欲しさに沢山に人が参加する。

「このミス」第5位というのを忘れてしまうほど、スポーツを題材にしたさわやかな小説で、後半まではどこがミステリーなのか?と思ってしまいます。
自転車ロードレースという競技が、オリンピックによってプロとアマチュアの対立が始まり、不安定で強引な状況で行われたレースの中、レース関係者の様々な思惑が関係してきます。
何のために、この過酷なレースを走るのか・・・。
登場人物の個性も好感が持て、レースの運びも面白く、さくさく読めました。

銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)
銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2007/08/25
  • 売上ランキング: 21795
  • おすすめ度 4.5

銀輪の覇者 下 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2)
銀輪の覇者 下 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-2)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2007/08/25
  • 売上ランキング: 33210
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2008年07月14日

「天使の代理人」山田宗樹

生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。過去、数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔を見た。その時から罪の償いのために半生を捧げる決意をした彼女は、声高に語られることのない“生”を守る挑戦を始める―。胎児の命、そして中絶の意味を問う衝撃作。

重いテーマです。
胎児は人間として扱われない事実。
生々しい描写もあり、読んでいて辛くなりましたが、人工中絶について自分が無知だったことに驚きました。
中絶を止めさせようと動き出す「天使の代理人」の行動は少し無理があるけれど、この行動によって中絶を止め、子供を産んで幸せに生きていく家族が増えていく。
親の都合は人それぞれで、一概には絶対反対と言えないけれど、頑張れば産めるのに中絶してしまう人が事実として多いのも悲しいこと。
妊娠、精子バンク、人工授精、医療ミスによる中絶、人工中絶、流産。
命の大切さを噛締めた一冊。

天使の代理人〈上〉 (幻冬舎文庫)
天使の代理人〈上〉 (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2006/04
  • 売上ランキング: 260477
  • おすすめ度 4.5

天使の代理人〈下〉 (幻冬舎文庫)
天使の代理人〈下〉 (幻冬舎文庫)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 600
  • 発売日: 2006/04
  • 売上ランキング: 256932

★7/10
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posted by このみ。 at 22:43 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2008年07月10日

「余白の愛」小川洋子

久しぶりに満点の★10/10を付けました。
小川洋子の文章を満喫した気分です。

耳を病んだ主人公わたしは、速記者Yと出会う。
突発性難聴で耳鳴りがして病院に通い続け、やたらに苦い水薬を飲み続けるが、なかなか治らない。
Yの速記をしている指が、なんともわたしにとって必要な存在になっていく。
そんな中、昔の思い出のヴァイオリンを弾く13歳の少年を思い出す。

改めて、耳と心は深く結びついているのだなと思いました。
主人公のわたしがひどく傷つく出来事があり、知らないうちに記憶に迷い込んでしまう不安定な状態を、速記者Yと甥のヒロが助けています。
小川洋子の丁寧な文章が非常に心地良いです。
速記したメモの保管場所のくだりは「薬指の標本」に似ていて、なんだかひどく重要な何かを伝えようとしている気がします。
現実と幻想が入り混じってしまわないように、大事に大事に保管する、大切な場所。
とてもきれいな世界ですが、とても静かで、切ないです。

余白の愛 (中公文庫)
余白の愛 (中公文庫)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2004/06
  • 売上ランキング: 52536
  • おすすめ度 4.5

★10/10
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posted by このみ。 at 00:29 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2008年07月03日

「極め道-爆裂エッセイ」三浦しをん

三浦しをんのエッセイだったら、絶対面白いに決まっている!
だって「しをんのしおり」だって「人生激場」だって大爆笑だったもの。
って、期待しすぎていたのかもしれません。
それでも面白かったのは間違いないですけど。

極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫 み 24-1)
極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫 み 24-1)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2007/06
  • 売上ランキング: 69570
  • おすすめ度 4.0

★7/10

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2008年07月02日

エレファント・アート

今話題のゾウ。



「エレファント・アート」は、1990年にタイ政府が発令した森林伐採禁止令のため、それまで伐採に従事しており職を失った象と、その象使いたちを救済・保護する目的で開始されたプロジェクトです。これらの絵は、象使いの指導によって描かれたものですが、鼻をつかんで描かせたものではありません。あくまで象によって描かれたものです。フェア・トレードにより、収益はタイ国象保護センターにおける象保護活動の支援につながります。


詳しくはこちら。
ぞうさんが描いた絵「エレファント・アート」

ここにあるぞうさんのうんち100%の紙というのが非常に気になります(笑)
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posted by このみ。 at 22:42 | 東京 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | サイト紹介| edit

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