昨日楽譜を買いに行きました。
楽譜は財産の一つだと思っているので、すぐに使わないものも買えるときに買っておこうと思って、気が付いたら全部合わせて4万円を超えていました。
そして、この楽譜たちを入れる本棚は既に満タンで、入れる場所がありません・・・。
CDも最近良く買っています。
パソコンでダウンロードできるようになってからも、クラシックの仕事で使うCDは解説などが載っているCDの方が使えます。
CDも楽譜と同じく、入れる場所がありません(-"-;A
お店で貰った「ぶらあぼ」というフリー冊子を眺めながら、重い楽譜をエッチラオッチラ担いで帰ってきました・・・。
これは常々思っていることなのですが、日本はやっぱり音楽を職業としている人たちの暮らしにくい国。
コンサートのチケット、高すぎませんか?
コンサートを開く側から言うと、コンサートホール代が高いし、スポンサーも付きにくいし、助成も少ないし、しょうがないのですが。
チケットが高くて買えない
↓
興味がある人もコンサートに行けない、興味がない人も始めの取っ掛かりとして行きにくいから興味を持てない
ご飯を食べに行って、帰りにコンサートを気軽に聴きに行ける様なのが理想だと思うのですが。
先々月
イタリアに行った時、私たちの演奏会のチケットは10ユーロ、ゲストで世界的に有名な人が来たときでも20ユーロでした。(7/23現在、1ユーロ=約169円)
山の中の田舎町でしたが、このチケット代は高いそうです。
向こうに移住している人が言うには、都会でももっと安いのだそうです。(席によるけど、安いのからある)
それでも立ち見が出来るほどの満員。
町の人たちが気軽に聴きに来てくれました。
ホールの前を通りがかった人たちが「今日は何やっているのかな?あ、面白そうだから聴いてみよう」という感じで。
日本ではコンサートホールの前を通っても、ポスターを見て帰ってしまうケースが多い気がします。
有名な演奏家で1万円以上、オペラなんて何万もする。
これでは気軽には聴けないですよね。
最近の日本人は、海外のコンクールでも優秀な成績を取っているし、世界の舞台で活躍している人が沢山居ます。
これだけ優秀な音楽家を出している国なんだから、その人たちも自分の国で活躍したいと思えるようになってくれると良いのにな。
あぁ、本棚に楽譜が入らない話から愚痴になってしまいました。