2009年01月28日

「対話篇」金城一紀

対話すること。
それで、今よりも前に進むことが出来たら。
3つの短編集で、どの話もセリフで大事な話が進む。
そこには「死」が関わってくる。

最後の「花」はすごく良かったです。
運転のアルバイトで、国道だけで鹿児島まで行く話。
読了後もしばらくじわじわと心に沁みてきました。

孤独の淵に閉ざされた人々が、他者との「対話」によって少しずつ世界への扉を開いていく。心にやさしく響く作品集。「恋愛小説」「永遠の円環」「花」の3篇を収録。

対話篇 (新潮文庫 か 49-1)
対話篇 (新潮文庫 か 49-1)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2008/06/30
  • 売上ランキング: 9543
  • おすすめ度 4.0

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:17 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年01月17日

「対岸の彼女」角田光代

第132回直木賞受賞。

今まで角田光代の本は16冊読んでいる。なのに、この本に手を出していなかったのはなんでだろう。少し勿体無いような気分でとっておいたけど、そのこと自体が勿体無かった気もします。
角田さんの本は読みやすくて読みすぎる。今まで読みすぎていて、慣れきってしまった独特の世界観が、この本でピッタリとはまりました。
あぁ、この人が今まで書いていた文章は、こうなっているのかと。

女性の友情って難しい。
少しの事で壊れるし、心の底から信じられる親友は数少ない。
高校生の頃は友達って簡単に出来たのに、大人になったら出来にくくなった。
本当に必要なのは「今」なのに。
三十代の専業主婦の小夜子、旅行会社社長の葵、葵の高校時代の同級生ナナコ。
小夜子の今と葵の高校時代の話が交互に出てくる。
小夜子は人付き合いが煩わしかったが、葵の会社で働き始めるとイキイキしてくる。
葵のサバサバとした性格。それは高校時代の友達ナナコからの影響だった。

女性の心理がここまで上手い具合に書かれているとは。
男性には少し分かりにくいかもしれません。
でも女性心理はこんな感じ。めんどくさい世界。それでも抜けられない。
人間関係って大人になるほど難しくなる。
立場の違う女性が友達になれるのだろうか。
ステキな終わり方も良かった。

対岸の彼女 (文春文庫 か 32-5)
対岸の彼女 (文春文庫 か 32-5)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2007/10
  • 売上ランキング: 2908
  • おすすめ度 5.0

★10/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:42 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年01月07日

「ぶたぶたのいる場所」矢崎在美

ぶたぶたシリーズ、はまっています。
(「BOOK」データベースより)
海辺の瀟洒なリゾートホテルには、知る人ぞ知る神出鬼没のホテルマンがいた。見た目はかわいいぬいぐるみだが、中身は頼りになる敏腕執事。お客が困っていると、何処からか現れ、疾風のように去ってゆく―。その姿を目撃した者は、幸せになれるという伝説があるのだ。今日も新たなお客がやってきて…。とっても不思議で心温まる、超人気シリーズ。

今回の舞台は歴史ある白亜のグランドホテル。
ぶたぶたさんはホテルのバトラーとして働いています。
今までのシリーズでもぶたぶたさんは不思議な魅力で、周りの人たちを幸せな気分にしたり、前向きな考え方にしたり大活躍なのですが、今回は「オセロー」のイアーゴーまで演じます。ピンクのぶたのぬいぐるみで点目なのに、ちゃんと表情があり、もくもくとしゃべる様子が目に浮かびます。
かるーく読めて、これだけ暖かい気持ちになれる本って、嬉しいな。

ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)
ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2006/07/12
  • 売上ランキング: 127151
  • おすすめ度 4.5

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 01:31 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年01月06日

「ハリーポッターと死の秘宝」J.K.ローリング / 訳 松岡祐子

ハリーポッターシリーズ最終章の第七巻。

ついに最終章。ここまで来たら読むしかないし、読むなら一気しかない。
発売日から遅くなっちゃったけれど、ようやく読了。

第一巻から長い年月が経ち、映画のダンブルドア役の方が亡くなったり、翻訳の松岡祐子さんが3年間で35億円を越える申告漏れがあったりと、色々思い出しながら読み始めました。

もちろん宿命のヴォルデモートとの対決になるわけだけれども、第一巻から今までの登場人物や出来事が沢山出てきます。
登場人物に関しては名前だけではすぐに思い出せない人も居ましたが、過去の事件の真相など、伏線がたくさんあり、面白かったです。

ただ、少しだけ読みにくい・・・。
誰が言ったセリフなのかが分かりにくい箇所や、細かい部分がこんがらがっている気がします。これはこの最終章に限ったことではありませんが、今回はとにかく沢山の人が入り乱れて登場するし、場面もどんどん変わるため、気になりました。話が面白いから、先を急ぎたいのに、つまずきながら読んでいる感じです。

もう一度、第一巻から読み返したいのは山々だけれど・・・。
重いから持ち歩けないし、全部読むとしたら相当の時間がかかるだろうな。
うーん、でも。いつか、読み返すぞ!

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
  • 発売元: 静山社
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2008/07/23
  • 発売日: 2008/07/23
  • 売上ランキング: 34
  • おすすめ度 4.5

★9/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年01月01日

あけまして おめでとうございます。

丑.jpg

気が付いたら先月更新しないまま、新年となってしまいました。
なんだかバタバタな年末でした。
見に来ていただいていた方、すみません。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
▲TOPへ
posted by このみ。 at 21:17 | 東京 ☀ | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記| edit

▲TOPへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。