2009年04月28日

「The MANZAI」あさのあつこ

読みやすかったです。
一気に読んで、2時間もかからなかったくらい。

秋本くんに漫才をやろうと誘われている歩。
人前に出るのが得意なわけでもないし、迷っていた。
しかし文化祭でロミオとジュリエットをやることになり、それを漫才でやることになる。

中学生だっていろいろある。
大人が言う「普通」になれない歩。悲劇な出来事。秋本の家庭環境。
「おもしろいのが勝ち」だと思いたい。

The MANZAI (文学の泉)
The MANZAI (文学の泉)
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 1999/10
  • 売上ランキング: 490596
  • おすすめ度 3.5

★8/10


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2009年04月27日

「ぶたぶた日記」矢崎在美

ぶたぶたシリーズ。
前に読んだ「ぶたぶたの食卓」の、かるーく読めて面白い、というのを欲している時だったので、気分にピッタリの積読本からのセレクトが出来たと大満足しています。
シリーズものは、こういうのが自分で分かっているから良いですね。

今回は、同じエッセイ講座の先生と生徒6人が1章ごとに主人公になります。
相変わらず出てくる食べ物が美味しそう。そして、周りの人間に絶大なる人気を持つぶたぶた。そんなぶたぶたでも、自作のエッセイの中で、普通の人間ではないが為の苦労が見えてくる。
そりゃそうなんだけど。
だからこそ、周りの人達にこんなに優しくなれるのかな。

ぶたぶた日記 (光文社文庫)
ぶたぶた日記 (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2004/08
  • 売上ランキング: 204653
  • おすすめ度 4.5

★8/10

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2009年04月18日

「ガラスの麒麟」加納朋子

日本推理作家協会賞受賞。

(「BOOK」データベースより)
「あたし殺されたの。もっと生きていたかったのに」。通り魔に襲われた十七歳の女子高生安藤麻衣子。美しく、聡明で、幸せそうに見えた彼女の内面に隠されていた心の闇から紡ぎ出される六つの物語。少女たちの危ういまでに繊細な心のふるえを温かな視線で描く、感動の連作ミステリ。

加納朋子さんのミステリーは、ミステリーなのに血生臭くないところが好きです。
なのにこの本は、女子高生が殺されるところから始まったので、とても驚きました。
連作なので、一つ一つの話が微妙に絡まっていくところが面白いです。
冒頭で殺される安藤麻衣子、その同級生の直子、その父親、謎解き役の養護教諭の神野先生などの登場人物の描写がとても好感が持てます。
各章とも、悲しい話の中から、ほんのちいさな希望が見えています。

目次
ガラスの麒麟 / 三月の兎 / ダックスフントの憂鬱
鏡の国のペンギン / 暗闇の鴉 / お終いのネメゲトサウルス

ガラスの麒麟 (講談社文庫)
ガラスの麒麟 (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2000/06
  • 売上ランキング: 236870
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2009年04月17日

「ドナウよ、静かに流れよ」大崎善生

内容(「BOOK」データベースより)
ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。

ウィーンが舞台のノンフィクションだというので、ウィーンへ行く時に飛行機で読もうと持って行きました。
まぁ実際は飛行機で読めたのは途中までで、帰国してから最後まで読みましたが。
でも現地の方に聞いてみたら、実際結構話題になっていたらしいです。

19歳の女子大生と33歳の自称指揮者の心中事件。
この事件を新聞の記事を見て、調べてみようと思い、ここまで行動するのは単純に凄いと思いました。
丁寧に関係者からの話を聞いているし、取材もきちんとされていると思います。
心中なのか、事件なのか。
事実を求めるのも良いですが、二人の愛の話を書く為に取材相手を傷つける場面や、傷つくだろう描写もあり、読んでいてあまり気持ちよくありませんでした。

目次

第1章 ドナウからの声
第2章 同級生
第3章 初恋
第4章 クルージュ・ナポカに雪は降りつむ
第5章 「指揮者」の長い影
第6章 いくつもの「もし」
第7章 ウィーンは漆黒に沈む
第8章 神様平和を
第9章 ドナウの沈黙
最終章 イッサンブルからの手紙

ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)
ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/06
  • 売上ランキング: 210003
  • おすすめ度 4.0

★6/10
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2009年04月16日

帰国、そしてありがとう。

帰国してから随分経ちます。
帰ってきたら愛犬ルークが居ませんでした。


出発の日、私が家を出る時に親とルークは散歩へ行ってしまい、慌てて後を追いかけました。なんとなく胸騒ぎがしていたんだと思います。
なにしろ住宅街で道が沢山あり、どのルートで行っているのか分からず、結構探しました。幸い無事見つかり、荷物も多いので近くの駅までルークと一緒に、車で送ってもらいました。
最後に抱っこをして、バイバイと手を振る私を見つめる、あの時のことは忘れられません。見えなくなるまでずっと私のほうを見ていたあの顔。


3月22日、日曜日だったこともあり両親に見守られながら、息を引き取りました。


最後の瞬間に一緒に居てあげられなかったことが心残りです。
でも、15年と3ヶ月。
最後の方は心臓の発作も起きてしまい、辛い時もありました。
今まで本当に良く頑張りました。
寂しい時、悲しい時、いつも助けてもらいました。
楽しい時、嬉しい時、一緒に笑ってくれました。
私にとって家族の一員、兄弟のような存在でした。
心から、ありがとうと言いたいです。


帰国した直後は、時差ボケもあって夜に眠れなかったのですが、いつも一緒に寝ていたこともあり、寂しくて辛かったです。私の脇のところがルークの定位置だったのに居ないので、寒くて震えていました。エアコンの温度をいくら上げても寒くて震えていました。

他の犬の鳴き声を聞いても、散歩中の犬を見ても、ようやく大丈夫になってきました。
お墓参りにも行って来ました。
でも、まだ、残しておいたルークの毛を庭に埋められません。
もう少し、もう少しだけ。

ルーク アップ1.jpg
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