2009年09月28日

「銀河のワールドカップ」川端裕人

内容(「BOOK」データベースより)
元Jリーガーの花島は、失業中。ひょんなことから小学生に誘われ、公園でサッカーをすることに。しぶしぶ加わった花島だったが、不思議な三つ子のプレイに目を奪われる。三人とも同じ顔の男の子。それが絶妙なパス回しやドリブルでどんどん点を重ねていく。恐るべき才能に驚く彼は、コーチを引き受けたが…。少年たちの友情とサッカーのダイナミズムを鮮やかに描ききった新感覚青春小説。

サッカーに詳しくないので、フォーメーションのくだりなどは良く分かりませんでしたが、それ以外は面白かったです。
天才、またはかなり上手いサッカー少年少女が、身近にこんなに沢山居ることも、それが同じ学年な事も、いちいちつっこまないで読めば、楽しめます。
↑私はかなりつっこんでいましたが(笑)
何事もプロとしてやっていくのは大変だけれども、その厳しさをメンバーが痛感するところや、それに全力でぶつかるところも良かったです。
さわやかスポーツもの。

銀河のワールドカップ (集英社文庫)
銀河のワールドカップ (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 2008/05/20
  • 売上ランキング: 98235

★8/10


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2009年09月21日

「SPEED (The zombies series)」金城一紀

内容(「MARC」データベースより)
私の憧れの女性だった家庭教師の彩子さんが自殺!? 後悔なんかするもんか。岡本佳奈子、16歳、真面目で平凡な女子高生。そして-。家庭教師の謎の死+ザ・ゾンビーズ+憎むべき敵+赤い車=初めての冒険!

ゾンビーズシリーズ第3弾。
第1弾の「レヴォリューションNo.3」を読んで面白かったので、第2弾の
「フライ、ダディ、フライ」を急いで読み返し、やっとこさ第3弾にたどり着けました。

やっぱり面白かったです。
勉強が苦手なだけで人を評価できない、オチコボレ高校に通っていたってやる時はやる。
ゾンビーズの活躍が楽しいったらないです。
題名通り、スピード感たっぷりであっという間に読み終わりました。
青春って良いですね。
岡本佳奈子の活躍にも拍手。

SPEED (The zombies series)
SPEED (The zombies series)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2005/07/01
  • 売上ランキング: 13474
  • おすすめ度 4.0

★9/10

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2009年09月20日

「レヴォリューションNo.3」金城一紀

出版社 / 著者からの内容紹介
君たち、世界を変えてみたくないか?
オチコボレ高校に通う「僕」たちは、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。

ゾンビーズシリーズ第1弾。
第2弾の「フライ、ダディ、フライ」を先に読んでしまっていて、しかも印象が薄く内容をほとんど覚えていませんでした。

いやー、面白い!
新宿の高校が舞台。昔、私は新宿に住んでいた事もあって、親近感たっぷり。いくつか学校が出てきますが、おそらくこれはあの学校の事だろうなと想像しながら読みました。
男子高校生ならではの勢いで突っ走る内容はとても面白いです。
こういう仲間、すごく羨ましい。
イケナイ事をしても、ちゃんと裏で上手くやってるところとかも爽快。
このまま大人になっても、このメンバーは繋がっていられるんだろうな。

凄く読みやすく、あっという間に読み終わり。これは「フライ、ダディ、フライ」も読み返さないと。(後日談:すぐ読み返して、★を7/10から9/10に変更です。第3弾も続けて読みました。)

レヴォリューション No.3
レヴォリューション No.3
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2005/04/28
  • 売上ランキング: 45304
  • おすすめ度 4.5

★10/10
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2009年09月13日

「絲的メイソウ」絲山秋子

出版社/著者からの内容紹介
迷走、瞑想? 生きることは、ジグザグだ。ああ、人生はなんてジグザグにしか進まない! 「袋小路」からジグザグへ、いつもあちこちに本気で立ち寄り続 けて考えた、そして感じた。絲山秋子、初のエッセイ集。今の時代に鈍感でいることはできない。

こんなに好き嫌いをハッキリ言える人はどのくらい居るのかしら。
自分と意見が合うところも合わないところも、読んでいて気持ちが良いくらいハッキリ書かれています。
思わず声が出てしまうほど笑える、面白い部分もありました。
毒舌なのもここまでくると好感が持てます。
が・・・ここまで書いちゃって大丈夫なのか?と心配にもなりました。

絲的メイソウ
絲的メイソウ
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/07/22
  • 売上ランキング: 123629
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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posted by このみ。 at 21:37 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年09月10日

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん

内容(「BOOK」データベースより)
東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。

第135回直木賞受賞。
便利屋をしている多田のところに転がり込む、同級生の行天。同じクラスで過ごした時の事などもあり、疎ましい相手であったり、気になる存在だったり。
便利屋に来るお客と、仕事と、猫と、二人の話。
面白かったです。便利屋さんて、こういう感じなんですね。頼んだことも無いし、これから頼む予定も無いけれど、使っている人はこの本のお客さんのように常連さんだったりするのでしょうね。
登場人物のキャラクター、みんな愛想が無いのに個性が強くて良い感じです。

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/03
  • 売上ランキング: 56095
  • おすすめ度 4.0

★9/10
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posted by このみ。 at 11:53 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

2009年09月09日

「駆けこみ交番」乃南アサ

内容(「BOOK」データベースより)
新米巡査の高木聖大は、世田谷区等々力の交番に赴任した。大事件などない閑静な住宅街で、不眠症のおばあさん神谷文恵の夜の話し相手が聖大の目下の役割だった。ところが、ひょんなことから、聖大は指名手配中の殺人犯を逮捕するという大手柄を挙げた。以降、文恵の態度が微かに変化する。文恵を含む七人の老人グループが聖大に近づいてきた…。人気沸騰中、聖大もの四編を収録。

ボクの町」の続編。
巡査見習いだった主人公が正式に交番へ赴任。ピアスを開け今風の若者が、前よりも成長し、更にこの話の中でも成長していくのが気持ちが良いです。
「とどろきセブン」という老人7人組が出てくるのですが、この話が結構面白いです。でも気が付くと主人公よりも重点が置かれている気がして、作者もついつい面白くなっちゃってここまで話を進めちゃったのかな、なんて思ったりしました。
この「とどろきセブン」だけでも1冊の本が出来そうです。

駆けこみ交番 (新潮文庫)
駆けこみ交番 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2007/08
  • 売上ランキング: 172217
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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posted by このみ。 at 11:48 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit

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