見習い期間ではあるが、警察手帳にプリクラ貼って怒られ、身勝手な地域の住民にキレては怒られる、休日にはピアスは欠かせないし昔はよくナンパしていた警視庁巡査見習い・高木聖大23歳。
聖大にとっては我慢の連続な仕事で、もう辞めようかなと思っている矢先、同期の優等生三浦が犯人追跡中に大ケガを負ったことで俄然、職務に目覚める。
主人公の聖大も私も、警察官が大変なのは知っているけれど、具体的には分かっていません。町の駆け込み寺のような交番にはいろんな人が来るし、町にはいろんな犯罪も起こる。町民が安心で安全な暮らしが送れるように、トラブルを未然に防ぎ、解決しなければならない。
こんなことやってられない!とキレる聖大の気持ちも分からなくはない(笑)
「この町を好きになれ」という先輩の言葉を疑問に思いながら、必死に毎日を過ごす聖大が少しずつ成長していく姿が面白く書かれています。
文章も読みやすく、あっという間に読んでしまいました。
- ボクの町 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 740
- 発売日: 2001/11
- 売上ランキング: 21072
- おすすめ度
★7/10
乃南アサの作品はどれも読みやすくて面白いですよね!
この本も続編の『駆け込み交番』も聖大のハチャメチャぶりが笑いを誘います。
他の作品も面白いものが目白押しなのですが、是非読んで欲しいのが『しゃぼん玉』
ちょっと社会からはぐれてしまった青年が、ど田舎のばあちゃんと暮らすという話なのですが、ホントにいい話です。
最後には涙腺緩みっぱなし。
是非読んでみてください!
何ヶ月かぶりのコメントで、長々と失礼しました(汗)
お久しぶりです!
続編があるのですか。ほうほう。
聖大がもう少し成長していそうで、楽しそうですね。
「しゃぼん玉」も未読です。
あぁ、読みたい本が沢山あるのに、全然追いつきません(´;ω;`)