角田さんの文章に慣れてしまったのもあるし、似ている内容だったり設定だったりで、同じ様な感想になってしまいます。
この本も今まで読んだ中に似ている内容もあったし、感想もそう違わない感じがします。
まぁ、読むときの気分次第で左右されますけど。
それでも不思議、少し経つとなぜか読みたくなってしまう角田光代。
行方不明の兄を追うようにしてアジアの国へ来た私。闇両替で所持金のほとんどを失い、一日パン一個で食いつなぎ、安宿をシェアして、とうとう日本企業の前で物乞いを…。帰る気もなく、行くあてもなく、いったい今ここで何をしているのか。それでも、私はまだ帰らない、帰りたくない―。若いバックパッカーの癒しえない孤独を描く表題作他一篇を収録
表題作と「地上八階の海」が収録されていて、私は「地上八階の海」の方が良かったかな。
どちらもやるせない気持ちになるのは変わりないのだけれど。
- 真昼の花 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 420
- 発売日: 2004/08
- 売上ランキング: 309353
- おすすめ度
★6/10