2008年09月15日

「ぶたぶたの食卓」矢崎存美

見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚び起こすかき氷…それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく―。心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー。

ぶたぶたのキャラクター、最高です。
可愛いのに、中年で家族があるお父さんだというところがさらに良いです。
誰からも好かれ、弱っている人を癒してくれる不思議な魅力を持ったぶたぶた。
シンプルで簡単な料理を心をこめて作り、それを口にした人はみんな元気になれる。
食べ物が美味しそうに感じられる文章は高評価になるのは私の傾向ですが、本当に美味しそうなのです。
ぶたぶたシリーズがあるので、他のも読みたくなりました。

矢崎存美のブログ
矢崎電脳海牛ブログ

ぶたぶたのモデルになったぬいぐるみ“ショコラ”(サイズM)
モン・スイユ

ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)
ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2005/07/12
  • 売上ランキング: 199834
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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posted by このみ。 at 02:45 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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