2008年09月20日

「地下鉄(メトロ)に乗って」浅田次郎

吉川英治文学新人賞受賞。
映画化されています。
「地下鉄(メトロ)に乗って」映画公式サイト

永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため……。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。

こんなにも有名な作品を今になってやっと読みました。
「鉄道員(ぽっぽや)」の少し大人のイメージが強かった為、椿山課長の七日間を読んだ、読みやすさと面白さの衝撃は大きかったのは、まだ覚えていますが、なんとなく手を伸ばしにくかったみたいです。

世界的に有名になるまで登り詰めた仕事人間の父親の過去を、タイムスリップしながらたどっていく。
縁を切ったほどのひどい父親だったが、過去の父親と関わると、どれだけ辛い時期に頑張っていたのかが分かる。
自殺をした兄、家を継いだ弟、一緒に家を出た母親、父親の愛人など、家庭事情はなんとも複雑。

読み終えると何とも言えない気持ちです。
戦中戦後の混乱していた日本を生き抜いた父親の強さには驚かされるし、母親がどんな気持ちで子供3人を思っているのかも分かる。
仕事仲間でもあったみち子がなんとも哀しい。

地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)
地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 1999/12
  • 売上ランキング: 7856
  • おすすめ度 4.0

★9/10
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posted by このみ。 at 00:41 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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