2009年04月17日

「ドナウよ、静かに流れよ」大崎善生

内容(「BOOK」データベースより)
ドナウ川で邦人男女が心中…その小さな新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追ってウィーンへと向かった。もはやこの世にいない19歳の少女、日実は、異国の地でどんな恋をし、何を思い、そして何ゆえに追いつめられていったのか?悲劇的な愛の軌跡を辿る、哀切さにみちたノンフィクション。

ウィーンが舞台のノンフィクションだというので、ウィーンへ行く時に飛行機で読もうと持って行きました。
まぁ実際は飛行機で読めたのは途中までで、帰国してから最後まで読みましたが。
でも現地の方に聞いてみたら、実際結構話題になっていたらしいです。

19歳の女子大生と33歳の自称指揮者の心中事件。
この事件を新聞の記事を見て、調べてみようと思い、ここまで行動するのは単純に凄いと思いました。
丁寧に関係者からの話を聞いているし、取材もきちんとされていると思います。
心中なのか、事件なのか。
事実を求めるのも良いですが、二人の愛の話を書く為に取材相手を傷つける場面や、傷つくだろう描写もあり、読んでいてあまり気持ちよくありませんでした。

目次

第1章 ドナウからの声
第2章 同級生
第3章 初恋
第4章 クルージュ・ナポカに雪は降りつむ
第5章 「指揮者」の長い影
第6章 いくつもの「もし」
第7章 ウィーンは漆黒に沈む
第8章 神様平和を
第9章 ドナウの沈黙
最終章 イッサンブルからの手紙

ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)
ドナウよ、静かに流れよ (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2006/06
  • 売上ランキング: 210003
  • おすすめ度 4.0

★6/10
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posted by このみ。 at 01:03 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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