2009年05月26日

「夜の公園」川上弘美

リリ、幸夫(リリの夫)、春名(リリの親友)、暁(リリの恋人)の4人の視点から書かれる。
家族がいるのに、なんだか寂しい。
大人になってからの恋愛。
「不倫」という言葉で片付けてしまえば、それまでだけれど、そういう内容です。
面白いには面白いのですが、川上弘美の初期作品とは随分印象が違うのでビックリします。独特の世界観はあるけれど、随分と俗っぽくなってしまったというか、イマドキ風になってしまった気がします。
川上弘美は、あの、日本の古風な良さを、みたいなところが大好きなので、少しだけ残念です。でも、この本だけ、なのかもしれないですね。

夜の公園
夜の公園
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/04/22
  • 売上ランキング: 138897
  • おすすめ度 3.5

★7/10


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posted by このみ。 at 00:10 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
ビックリするの?
Posted by BlogPetのるーく at 2009年05月26日 16:23
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