2009年08月24日

「百万の手」畠中恵

内容(「BOOK」データベースより)
僕、音村夏貴はときどき過呼吸の発作を起こす十四歳。ある日、親友の正哉が目の前で焼死してしまった。どうして…。悲しみにくれる僕の耳に、慣れ親しんだ声が聞こえてきた。死んだはずの正哉が携帯から語りかけてきたんだ!あの火事は不審火だった!?真相を探るために僕は正哉と動き出す。少年の繊細な心の煌めきを見事に描いた青春ファンタスティック・ミステリの傑作。

しゃばけシリーズしか読んでいなかったので、こういうストーリーも書くんだ、というのに驚きました。でも読み始めると、頭を占領していたしゃばけのイメージが無くなり、のめりこみました。
扱っているテーマがナイーブなのと、今でも倫理的に論じられているものもあります。
内容に興味が湧いてきて、もっともっと掘り下げてもらいたいと思うところで話が終わってしまいます。
ストーリーとしては充分に面白いのですが、もっと話を広げても良いのかなとか思いました。

百万の手 (創元推理文庫)
百万の手 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2006/06/10
  • 売上ランキング: 125380
  • おすすめ度 3.5

★8/10
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posted by このみ。 at 23:30 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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