内容(「BOOK」データベースより)
古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。
「直木賞受賞」の帯に惹かれて買った本なので、まさかこんな話だと思いませんでした。
ミステリーなのかホラーなのか、とにかく背筋がぞっと寒くなる短編ばかり。
どの話も「記憶」をテーマに書かれていて、日常生活からかけ離れていないので、より一層リアルな感じ。
幼少期・東北・母親・死なども共通している為、短編の中にはなんとなく話が似ているような感じのもあったけれど、充分楽しめました。
目次
緋〈あか〉い記憶 / ねじれた記憶 / 言えない記憶
遠い記憶 / 膚の記憶 / 霧の記憶 / 冥〈くら〉い記憶
- 緋(あか)い記憶 (文春文庫)
- 発売元: 文芸春秋
- 価格: ¥ 540
- 発売日: 1994/10
- 売上ランキング: 125523
- おすすめ度
★8/10