2006年03月27日

「蛇にピアス」金原ひとみ

第130回芥川賞、第27回すばる文学賞受賞。
綿矢りさ同様、彼女が世に出て来た時は驚きました。
若干二十歳で芥川賞受賞だなんて。

話の内容は今時の若者の話だけれども、凄くヘヴィで驚きました。
舌ピ(舌ピアス)から拡張していって、舌の先を二股にする「スプリット・タン」にするところから話が始まり、刺青も加わって「身体改造」に興味を持つ少女。
書かれている内容も二十歳の子が書いたとは思えない内容で、読んでいてドキドキしてしまいました。
特に、「愛」と「セックス」について。

話を通して少女の寂しさが伝わってきました。
少女は何を求めているのだろう。
愛?ぬくもり?

勢いもあって、今後に期待したい作家です。

蛇にピアス蛇にピアス
金原 ひとみ

集英社 2003-12
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本★7/10


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posted by このみ。 at 22:15 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
あぁ、最近本を読む時間も探しに行く時間も
なかなかとれず・・・

学生時代の本の虫はどこにいったんだろう。

本を読みたい今日この頃です。
Posted by cotune at 2006年03月28日 07:57
>cotuneさん
学生時代は本の虫だったのですか?(笑)
なんだろう。
私は現実逃避できるから好きなのかなぁ。
短い時間でも楽しめる本は沢山あるので
cotuneさんも楽しんでみてはいかがですか?(*'ー'*)
Posted by このみ。 at 2006年03月28日 22:50
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