2006年04月13日

「肩ごしの恋人」唯川恵

第126回 直木賞受賞。
とても読みやすく、一気に読んでしまいました。

女は2種類。
女である事を武器にする女か、女であることを弱点に思う女か。
これだけを読むと極端に思ってしまうかもしれないけれど、女性だったらこの本を読んで2種類のどちらかに、少しは当てはまる事があると思います。

主人公の女性二人、「るり子」と「萌」は27歳。
幼馴染で、対照的な性格・恋愛観を持ち、幸せになる為にもがいている。
そんなところに15歳の「崇」が入り、二人は15歳の彼から色んな事を教えてもらう。

自由に欲しい物を貪欲に追い求める「るり子」と
どこか冷めた目で自分を見ている「萌」。

対照的な二人だけど、どちらにも共感できる部分があるはず。
私は特に、萌に共感してしまいました。

肩ごしの恋人肩ごしの恋人
唯川 恵

集英社 2004-10
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本★8/10


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posted by このみ。 at 00:51 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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