現実と悪夢の間を揺れ動く不思議なリアリティまさに、その通り。
じわじわと怖さが身に沁みて来る短編集。
小川洋子には独特の世界観がある。
それがこの本を読んで、村上春樹の世界観に少し似ている気がしました。
似ている部分がある、と言った方がいいのかな。
勿論同じものではないけれど、読みながらどんどんその思いは強くなりました。
小川洋子ファンと村上春樹ファンに怒られてしまいそうだけど、
私は両者とも大好きなのでお許し下さい(笑)
表題作の「まぶた」も良かったけれど、それよりも私が面白かったのは「バックストローク」と「リンデンバウム通りの双子」。
背筋がすぅーっと冷たくなるのに、登場人物が暖かい。
静かな世界でゆっくりと時間が過ぎていく感じ。
しばらくしたら、もう一度読みたいな。
収録されている作品
飛行機で眠るのは難しい
中国野菜の育て方
まぶた
お料理教室
匂いの収集
バックストローク
詩人の卵巣
リンデンバウム通りの双子
まぶた | |
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本★8/10
ただ、小川洋子には温度感ていうんかなぁ、それが無いんですよね。淡々と語られていくっていうか。
最近は、私も小川洋子三昧です。
今日も買ってきたし。。。
sakuさんも小川洋子と村上春樹似てるって思った?
なんか、そういうところ、あるよね。
怖い部分も淡々と語られているから、ちょっと怖くなるのかも。
小川洋子、妊娠カレンダーって読んだかな?
もしまだだったら、あれ、妊娠中はダメよ(笑)
どんな話でした?もう忘れてしまった…。
読んだのは確か妊娠してたけど、まだ知らなかった時(笑)
皮肉なもんです。。。
もう読んでいましたか(笑)
いや、思い出さなくてよいです。うん。
出産してから、ゆっくり思い出すくらいがオススメ( ´艸`)
あ、グレープフルーツ食べちゃダメよ(笑)