2006年05月09日

「いとしい」川上弘美

独特の文章で、不思議な世界に入り込んでしまいます。
題名の通り、ラヴストーリーなのだけれども、何か普通じゃない。
内容はドロドロしたものなのに、全然ドロドロしているようには思えないし。

マリエとユリエ、二人の姉妹のそれぞれの恋。

川上弘美は言葉を凄く大切にしているなと思う。
勿論作家はみんなそうかもしれないけれど、「ひたがな」「カタカナ」などの表記の仕方で、これほど雰囲気が変わるものなのかと驚いてしまいます。
登場人物の名前からして不思議。
マリエ、ユリエ、紅郎、オトヒコさん、鈴本鈴郎、ミドリ子、チダさん。
ミドリ子なんて特に。
絶対に「緑子」なんて表記では、この人物は出来上がらないと思う。

人それぞれの愛し方があり、人それぞれの愛され方がある。
そんな事を読み終わった時に感じました。

誰かを好きになるということは、誰かを好きになると決めるだけのこと。

いとしい
いとしい川上 弘美

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posted by このみ。 at 01:03 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
川上弘美は『センセイの鞄』しか読んだことないけど、何か独特ですね。
普段起こりうるような日常を描いてそうで、そうでないというか。。。
不思議な作家ですね〜。
Posted by saku at 2006年05月09日 09:28
>sakuさん
「センセイの鞄」良かったなー。
この人も独特な世界観がある作家ですね。
川上弘美もだけど小川洋子とか村上春樹とか
sakuさんと作家の趣味が結構同じかも( ´艸`)
Posted by このみ。 at 2006年05月10日 12:08
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