5話とも、一般企業の課長という肩書きを持った40代男性が主人公。
そんな課長さんが恋をしたり、息子に危惧したり、会社の慣習に不満を持ったり、上司のやり方についていけなかったり、見知らぬ老人に父を重ねたり。
一般企業の課長さんは、こんな感じなんだろうな。
男性が読むと、「そうそう、そうなんだよな」と共感すると思いますが
女性が読んでも「そうなのよー」って部分が多いはず。
女性の気持ちも奥田英朗は良く分かっているんだなぁ。
どの話も読み終わった時に、何ともいえない暖かい気持ちになります。
特に私は「パティオ」が良かったな。
凄く読みやすく、一気に読んでしまいました。
収録されている作品
マドンナ
ダンス
総務は女房
ボス
パティオ
![]() | マドンナ 奥田 英朗 講談社 2002-10 売り上げランキング : 133,264 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
本★7/10
遅ればせながら読み終わりました。
ここに出てくる奥さまがたの言葉がなかなか的を得ていて笑いをかみ殺しながら読んでいました。
奥田さん、ホントお上手ですよね。
お♪読みましたか。
TBありがとうございます!
「ガール」と対に考えると面白いですよね。
いつも考えているから共感しちゃうだろうに、言葉に出したら恥ずかしい様な事をバシバシ書かれますね(笑)
よく分かってるよなー…。