2006年09月09日

「愛の工面」辻仁成

人と上手く接する事ができない彼女は、父親から買ってもらったカメラを覗く事で世の中と接する事ができるようになる。
写真論に重ねられた恋愛小説。

読んでいて、肌のぬくもりについての描写が、特に良く伝わってきました。
特に変わった言葉は使っていないのに。
恋人をカメラを通じて見つめ、見つめられる。
別れた後も、それを続けてしまう。

ページの途中で作者が写した南果歩の写真が一緒に収録されている。
これが結構良かったです。

愛の工面
  • 発売元: 幻冬舎
  • 発売日: 1997/04
  • 売上ランキング: 681725
  • おすすめ度 4.5

本★7/10


▲TOPへ
posted by このみ。 at 00:07 | 東京 🌁 | Comment(1) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
きょう幻冬舎の、収録♪
ここで幻冬舎の売上に描写しなかったよ。
Posted by BlogPetのるーく at 2006年09月09日 13:10
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

▲TOPへ