「飛び込み」というあまり派手ではない種目は、私も今まで注目した事がなかったです。
でも、今度のオリンピックでは絶対に見る!と思わせてくれる作品でした。
私も子供の頃スイミングスクールに通っていて、そこには飛び込み台があったのでやったことはありました。
あれは何メートルの高さだったんだろう。
3種類の高さがあって、一応一番上からも飛び込んだことがあったんだけどな。
あの時の感覚を思い出しながら読みました。
森絵都さんの作品は初めて。
最近注目されているので、ずっと読んでみたかった。
「スポコン青春小説」なんだけど、そう単純に枠付けしたくない感じ。
オリンピックを目指す中高生3人を中心に話が進みます。
一部はダイアモンドの瞳と二重関節を持つ知季、二部は幻の天才ダイバーの孫である飛沫、三部は両親が飛び込みの選手のサラブレッド要一、四部はオリンピック選考会。
3人それぞれの想いや悩みを感じながら読み進めると、どうしてもみんなを応援したくなってしまう。
なのに、空席はたったのひとつ。
一番遊びたい盛りなのに、友達や恋や、その他のいろいろな事を捨てて、練習を積み重ねたメンバー。
たった1.4秒の間に何が出来るかをとことん突きつめる。
最後もすがすがしく終わり、後味は最高。
一部 前宙返り三回半抱え型
二部 スワンダイブ
三部 SSスペシャル’99
四部 コンクリート・ドラゴン
- DIVE!!〈上〉
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 580
- 発売日: 2006/06
- 売上ランキング: 41472
- おすすめ度
- DIVE!!〈下〉
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 580
- 発売日: 2006/06
- 売上ランキング: 37117
- おすすめ度
本★9/10
立て続けに森絵都氏の他の作品を読みましたが、この小説だけが少しタイプが異なるようです。
直木賞って、決してその作家の最も面白い作品に贈られるわけではないんだなぁと思っています。
もし、可能でしたらこのみ。さんのページ、リンクさせていただければと思います。いかがでしょうか?
この本ホント面白かったですね!
表紙に惹かれて買った本なのですが、冒頭の飛び込みの描写から完全に物語に引き込まれました。
やっぱり応援するなら知希かなぁ・・・
しかし、章ごとに主人公を変えると言う手法、いろんな人がやっているけど、この本に関しては大成功ですね。
先日、森絵都の別の本を購入しました。
上の「kaoru1107」さんがちょっと違うと言っている別の面を見られると思うと楽しみです。
ではでは、またー。
「はてな」はリンクがないとTB出来ないんでしたね(汗
届いていませんでした(^^;
リンク、大歓迎です!
私も貼らせていただきます。
森絵都さんのほかの本、私も読み始めました。
知らなかった作家さんを知ることが出来て、ワクワクしてます(笑)
>takeさん
爽やかな作品だったなー。
どんどん先を読みたくなるし、後味も。
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」を読み始めました。
クラシック音楽(ピアノ曲だけど)を副題にしていて親近感があります。
また面白い本があったら教えてくださいね!
ありがとうございます。
(リンクなしでもTBできるはずなんですが・・・)
急造の森愛好者としては「宇宙のみなしご」がお気に入りです。
「DIVE!!」かこの「宇宙の・・・」で直木賞だって納得なんですが、児童文学のジャンルにあると駄目なんでしょうね。
こちらこそ、ありがとうございます。
TB頂いてから出来るようになりました。
あ、でもリンクなしでも出来るんだったら、サーバーの関係だったのかしら。
「宇宙のみなしご」ですかー。
私の「読みたい本リスト」に加えました!(笑)
児童文学って児童文学賞優先みたいなところがあるのでしょうかねぇ。