東京・千歳烏山の2LDKマンションに同居する男女5人の若者の話。
家族でもなく恋人でもない、上辺だけの付き合い。
5人をそれぞれ主役にした5章に書かれている。
なんというか・・・。
今時の若者の生活がストレートに書かれていて、途中までは普通に読み進められる。
こんな生活も面白そうだと思うくらい。
解説で川上弘美が「怖い」と書いている。
まず1度目に読んだ時は最終章が怖かったそうだ。
これは私も同感。
この怖さは、何度も読むにつれて変わってくるのだそう。
私もこの怖さを味わう為に、あと数回読もうと思った。
川上弘美がいう、行間からにじみ出る怖さを味わいたい。
亀はこつこつとがんばったからウサギに勝てたわけじゃない。
こつこつとがんばる姿を、ウサギに見せなかったから勝てたのだ。
- パレード
- 発売元: 幻冬舎
- 価格: ¥ 560
- 発売日: 2004/04
- 売上ランキング: 58611
- おすすめ度
本★9/10
確かに、私も怖かったです、最終章。
吉田さんだから、爽快な結末は望めないかも・・・とは思っていたのですが、それでも「まさか直輝が?!」と衝撃を隠せませんでした。でも何とも言えない満足感もあって、「また吉田さんの本読もう」と思いました。
またお邪魔させてください♪
はじめまして!
コメント&TBありがとうございます。
怖かったですよね。
再読しようと思いつつ、まだ出来ていないんですが、再読したら怖さが増すんだろうな(汗
分かっていても読みたくなるのって、やっぱり魅力があるんですね。
私もお邪魔しますね♪