就職活動に専念しなければならない可南子。
希望は漫画雑誌の編集者。
周りがなかなか本気に就活しない環境にいるけれど、志はちゃんと持っている。
歴史のある血筋、家、親の職業。
そんな中で生まれ育ってきても、全然染まらずに成長したところに好感が持てる。
やっぱり三浦しをんなだけあって、面白い。
しかし大手出版社の名前が多少もじっているだけでそのまま出てくる。
建物の外観や内部、就職試験もそのままなのだろうか。
登場人物のキャラクターは、かなり濃い人ばかり。
友人の砂子と二木君、義母さん、弟、恋人でもあるおじいさんの西園寺さん、アルバイト先のマスター、お父さんにお父さんの秘書の谷沢。
こんな人いるのか?と思いながら読んでいると、すっかり頭の中でキャラが出来上がってしまいます。
冒頭に出てくる可南子の作文、これもまた、良いです。
- 格闘する者に○
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2005/03
- 売上ランキング: 5863
- おすすめ度
本★7/10
コメント、トラバ、ありがとうございました!
このお話に出てくるメインの3人の学生って、
なんかいい意味で育ちがいい感じでよかったです。
「情報くん」でしたっけ?
ああいう人もいましたよね〜、学生時代。
遥か昔の学生時代の就活を思い出しながら読んでました。
うんうん、3人とも好感持てましたよね。
情報君ぽい人、いました?(笑)
ウチの学校は、特に私の学部は一般就職する人がそんなに居ないので、情報君らしい人にはめぐり会えませんでした( *´艸`)
普通の就活時期ってあんな感じなんですね。