話題の作家というのも納得。
半分しか血の繋がっていない私「泉水」と弟の「春」。
遺伝子技術を扱う私の会社が放火され、街中の落書きを消す仕事をしている春が、放火現場の近くにはグラフィックアートがあることに気がつく。
放火事件の謎解きを、癌に冒された父と息子二人で相談していく。
放火魔やレイプや末期癌と、重い話題でも、そう感じさせない。
話が細かく分けれているし、遺伝子の難しい話も読みやすいし、登場人物もみんな好ましい。
父親と私のやり取りが、なんとも言えず面白かったです。
サーカスのピエロ。
泣き笑いの表情をした無邪気なピエロには重力なんて関係ない。
…きっと。
- 重力ピエロ
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 660
- 発売日: 2006/06
- 売上ランキング: 4121
- おすすめ度
★9/10
春で人物を発売したかった。
TBさせて頂きました、よろしくお願いします。
初・坂さん、おめでとうございます!!(笑)
伊坂さんの良さを知って頂けて、何だか私も嬉しいです。
一番最初にはやはり「重力ピエロ」が正解だなぁ、と個人的にですが確信していたり。
>父親と私のやり取りが、なんとも言えず面白かったです。
私も親子のやりとりが好きでしたね、結構笑える感じで、
でもそこに見える親の優しさの表現が何ともいえない良さなんですよね。
「サーカスのピエロ」一体どこに?って最初思うのですが、
進んでいくと、いつの間にか話を覆う重要な言葉になっている・・・
伊坂さんの他の本にも、そんな不思議な力がたくさん詰まっていますので、
是非他の本もお読みになってみてくださいね^^*
初伊坂!有難うございます(笑)
いや、もっと読まねば。
初めての作品には「重力ピエロ」ってどこかに書いてあって、そのまんま実行しちゃいました。
読みやすくってぐんぐんと進んじゃいましたよ。
サーカスのピエロ、なかなか良いキーワードになっていましたね。
るいさんオススメの「アヒルと鴨のコインロッカー」も読んでみたいです。
実は私も伊坂さん初読みだったのですが、
端正でオシャレで、ちょっぴりキザで、でも嫌みじゃなくて。
そして登場人物たちがカッコイイ。
女性にモテる作品・作家さんですね。
人気の理由が少しわかった気がしました。
伊坂さんの文庫本を積んであるので、
じっくり堪能していきたいと思います。
この作品は、しみじみと愛に満ちていましたね。
お互いがお互いをおもいやる、
言葉にはしないけれど通じるものがある、
そんな優しい心を端正に綴ってあるのが印象的でした。
こんばんは。
伊坂さんの本が積んであるとは羨ましいです!
この本の後に「オーデュボンの祈り」を読み、もっと読みたいと思いつつ、他の積読本が多すぎてなかなか増やせない状況です(笑)
伊坂さんと作品がオシャレで女性にモテる、というのは良く分かります。
何にしてもセンスが出ている気がします。
装丁も良いですよね。
TB、コメント有難うございます♪