田舎の温泉町から東京に出てきて、さまざまな恋愛を経験する。
幸せになりたいと思いながらも、思うように幸せになれない。
失敗を繰り返しながら、「あした」を夢見る。
なんでこんなに失敗ばかりしてしまうのかと、読んでいて気の毒になってしまう。
恋愛は人それぞれだし、そう思ってしまうのは私の恋愛経験がここまで波乱万丈じゃないからかもしれないけれど。
恋愛に迷ったときに、とんでもない行動を簡単に起こしてしまう。
アイルランドを自転車で一周したり、ニュー・エイジにはまったり。
洋楽にのせて恋愛していく。
あの時あの人と出会っていなかったら、今の自分は変わっているのだろうか。
これは誰しも考えることがあるような気がする。
人との出会いで運命は変わっていくし、運命が変わる為には一日もあれば十分なのだ。
「たすけて」と独り言をつぶやく気持ち、分かるなぁ。
何かに押しつぶされそうなとき、誰かに何かを求めてしまう。
だからこそ、「強くなりたい」と思うんだろう。
- あしたはうんと遠くへいこう
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 460
- 発売日: 2005/02
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- おすすめ度
★7/10