2007年02月19日

「白い薔薇の淵まで」中山可穂

第14回山本周五郎賞受賞。
発表時に話題を呼んだ受賞記念エッセイ「花だけはくれるな」も特別収録、です。

初めての中山可穂です。
受賞記念エッセイと、文庫版あとがきを読んで納得しましたが、何も知識無く読み始めたのでちょっとビックリしてしまいました。
同性愛での恋愛小説であり、官能小説でもありました。

新人女性作家の「塁」と「わたし」は書店で出会い、恋に落ちる。
性格では合わない二人だけれど、破滅的な性愛に溺れ、別れられない。
極限まで愛するということは。究極の愛とは。

圧倒的な迫力の愛し合うシーンと愛しすぎて切ない気持ちで、読み終わってしばらくはこの世界から抜け出せませんでした。
二人の喧嘩は激しく流血までしているのに、何度別れても離れられない二人。
二人とも男性との付き合いも出来るのに、結婚しても、帰る当ての無い旅に出ても、離れられない。
同性愛というのは途中から全く気にならなくなりました。
これほどの純愛、これほどの快楽。
最後まで読んで、もう一度冒頭を読むと、ほんの少しだけ救われました。

白い薔薇の淵まで
白い薔薇の淵まで
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2003/10
  • 売上ランキング: 153799
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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