2007年03月25日

「みどりの月」角田光代

表題作「みどりの月」と「かかとのしたの空」を収録。
両方とも似た様な作品で、一瞬続いているのかと思ってしまいました。

「南」は恋人の「キタザワ」と同棲することになるが、キタザワの家には既に同居人がいて「マリコ」と「サトシ」のカップルが住んでいた。
ありえないと思ってしまう設定がそこには隠されているのだけれど、ネタバレになってしまうか。

「かかとのしたの空」は「私」と「キヨハル」と「女」が出てくる。
既に旅に出ているところから始まり、計画の無い旅を続けている私とキヨハルに女がくっついてくる。
初めは気にしないようにしていても、だんだん鬱陶しくなり撒こうとするが、撒けない。

日常から逃げたいと思うのは、普通誰だって思うことはあると思う。
だけれども、そこで本当に逃げてしまって良いのだろうか。
登場人物の考え方に、あまり共感できなかったのもあり、どうしてそういう方向へ話が進むのかもイマイチ理解できなかった。
後味もスッキリしない…。しゅん。

みどりの月
みどりの月
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2003/05
  • 売上ランキング: 236234
  • おすすめ度 3.5

★5/10


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posted by このみ。 at 23:27 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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