2005年05月20日

「孤独の歌声」天童荒太


最近のニュースでも聞き慣れてしまった拉致監禁。
聞き慣れたくなんかないのに。

一人暮らしって、ずっとずっと憧れだったけれど
考え直したくなる程、怖くなりました。
途中で読むのを止めると、
テンションが下がりっ造なしになる程バッド(下向き矢印)バッド(下向き矢印)
本当にテンション下がります。
だからって寝る前に読んで、
全部読み終わったら朝だったのには後悔。。


孤独を感じる3人の主人公。
「孤独」について考える。


人はみんな、孤独になりたくない為に

無意識にどれだけの事をしているのかな。

孤独にならない為に、していないつもりでも。

どれだけの事をしても、孤独を感じてしまったら?

感じて、負けてしまったら?

。。。。。。。。


日本推理サスペンス大賞優秀作。
凄い話です。
本当に。
テンション下がってしまうのも、凄い話だからこそ。
そして、凄いからだけでなく、
孤独について考えさせられるから。

「お気楽ハッピーるんるん」な話じゃないので、軽く読み始めると
途中で、あれ?あれれっ?と、
どんどん話しに吸い込まれてしまいます。
いやー、面白いって表現が合わない気がするけど、
面白かったです!


映画や外国での話だけでは無くなった拉致監禁。
嫌だなぁ。
スタンガンやナイフで身を守る主人公たちの様に
何か持つべき時代になってしまったのかな。
ただでさえ、仕事上荷物が多いのに、
これ以上増やしたくないっ!
でも自分を守る為、そんな事言っていられないか爆弾

4101457115孤独の歌声
天童 荒太

新潮社 1997-02
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本★9/10


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posted by このみ。 at 01:05 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(2) | 本を読んで| edit
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