大学生の俊介は付き合っていた女の子に別れを告げられ、ふと入ったラーメン屋で、バイトをしているコンビニでいつもM&Mチョコレートひとつだけを万引きしていく女性「裕里子」に出会う。
期待をしすぎていた為か、少し物足りない感じがしてしまいました。
俊介の祐里子への気持ちもイマイチ煮え切らないように感じるし、決断力も無く頼りがいが無い。
大学生の頃はそんなものかもしれないけれど、自分の人生に対しての考え方も甘い。
順風満帆なはずの人生を捨てるだけの覚悟と、それに値する愛情がつり合っていないので、共感も出来ませんでした。
ただ、祐里子の息子「正太」のキャラクターだけはしっかり書かれていて好感を持ちました。
- 夜の果てまで
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 780
- 発売日: 2004/02
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★6/10