それに加筆、改題した。
「拝島」(おがみじま)という架空の島が舞台。
白蛇を神と崇め、外部者を寄せ付けない島。
十三年ぶりの大祭でにぎわう島に、高校生の悟史は夏休みに帰省する。
悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市と『あれ』と呼ばれる怪物に迫る。
本当の「自由」の意味とは。
東京に「拝島」(はいじま)という場所があるので、冒頭部分で「え!?」と読み返してしまいました。
三浦しをんのエッセイは爆笑モノなのに、小説になると雰囲気が全然違います。
高校生の大冒険ファンタジーという感じでしたが、知らないうちに話に夢中になっていました。
登場人物の描写も、奇妙な「拝島」の描写も、手に取るような分かりやすさ。
読み終わると「拝島」には何度も行ったことがあるような気さえしてきます。
- 白いへび眠る島
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 660
- 発売日: 2005/05/25
- 売上ランキング: 75756
- おすすめ度
★7/10