映画化もされています。
金融雑誌の編集ライターのユキの兄が死んだ。
死因は衰弱死で、部屋にはこれから掃除をしようと言わんばかりに、掃除機にコンセントが繋がっている。
兄が亡くなってから、度々ユキの前に兄が現れ、兄の部屋に残っていた死臭を忘れられなくなる。
街中でも恋人からもその死臭が気になり、学生時代の教授で心理学の国貞にカウンセリングを求める。
兄の死体があった現場の描写が生々しい。
本文の中にも話がオカルトだとあるが、描写もオカルト。
ただ、あまり怖いのが得意でない私でも、抵抗なく読めました。
ユキが正常と異常、健康体と病の境界線に近づきそうになる部分が読ませます。
読み進めると「コンセント」の意味がだんだん分かってくるのですが、気がつくとあっという間に読み終わっていました。
グロテスクだし、不健全だけれども。
- コンセント
- 発売元: 幻冬舎
- 価格: ¥ 630
- 発売日: 2001/12
- 売上ランキング: 113198
- おすすめ度
★7/10
でも、3部作全部読んだあと病みそうになりました^^;
3部作全部読んでいるとは!
sakuさんも結構色々読んでいるのね♪
うーん、それでもこれが一番面白いのか…。
これだけでも病みそうなんだけど(汗