12編の短編集。
歳を重ね、それぞれの生活の中に忍び寄る不安やすれ違いを描いている。
今の気分にあまり合っていなかったのか、どれもイマイチ心に響きませんでした。
表題作で直木賞を受賞した「号泣する準備はできていた」よりも「溝」と「そこなう」の方が良かったです。
もの悲しく、切なく、だからどうするっていう訳でもないまま終わってしまう。
きっと余韻を楽しむのでしょうが、余韻がジワジワと味わえるまで心に染み込んで来ませんでした。
しばらくしてから、再読かな。
目次
前進、もしくは前進のように思われるもの / じゃこじゃこのビスケット
熱帯夜 / 煙草配りガール / 溝 / こまつま / 洋一も来られればよかったのにね
住宅地 / どこでもない場所 / 手 / 号泣する準備はできていた / そこなう
- 号泣する準備はできていた
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2003/11/19
- 売上ランキング: 207367
- おすすめ度
★6/10
本屋さんに立ち寄るとこの本ばかりが目につきました(笑)
素敵な装丁で、すごく素敵なタイトルで。
また彼女と名前が一緒で。
何度か手にとりましたが、まだ読んだことがありません。
江國さんの本は素敵な変わったタイトルが多くて好きです。
遅くなりましたが2周年おめでとうございます。
お忙しいみたいですが、お体には十分お気をつけくださいー。
世の中にはブログを2年続けられる人と、続けることのできない人がいる。前者はなかなかいないっすよ。
びば!
このタイトルは目につきますね。
弱っているときは特に。
私もそれで手に取ったので(笑)
んー、でも、江國さんの他の本に比べるとイマイチだったかな。
2周年、あっという間でした。
内容の充実度が無い上に、どんどん薄れている気がしますが、もう少し頑張ってみようかと思っています。
よしのさん、有難う!