2005年06月21日

「幸福な遊戯」角田光代

この本は表題作でありデビュー作、「海燕」新人文学賞受賞の「幸福な遊戯」の他に
「無愁天使」、「銭湯」と、3つの中篇を収録した本です。

そんなに分厚い本じゃないのに、思ったよりも読み終わるのに時間がかかりました。

なんと言うか、お気楽いい気分(温泉)にサラサラ読むと、途中で何度も引き返したくなるから。

3編とも20代の女性が主人公。

「幸福な遊戯」と「無愁天使」は、
共に主人公の幼少時代の心の傷が影響して、静かな狂気がジワジワにじみ出ます。
少し怖くもなります。

「銭湯」は他の2つに比べると最後が良いですね。

3つとも、読んでいて共感するところがあります。
女性なら「うん、それ、分かる気がする」という感じ。

どれも読み終わると、なんだか心が重くなりますバッド(下向き矢印)
表向きには見せられない様な、人間の汚い部分や罪悪感などが出てきて。

考えさせられました。

私、共感しちゃったなって。

4043726015幸福な遊戯
角田 光代

角川書店 2003-11
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本★9/10
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posted by このみ。 at 00:59 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit
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Tracked: 2005-07-18 12:10

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