思春期の少年の性への関心がリアルに書かれている。
作品の色合いで、レコードのようにA面とB面に分かれている。
「かっぽん」という言葉ははじめて知りましたが、西のほうでは使われているのかしら。
もしそうなら、この本の題名は電車の中で読むには結構恥ずかしいですね。
重松清の初期の作品は、私が今まで読んだものとは少し感じが違いました。
心がほんわかする話も健在でしたが、笑える話やスカッとするような話もありました。
「大里さんの本音」が読んでいて気持ちが良かったです。
私も潜在意識を出してみたい…。
付録としてロングインタビューを2本収録。
重松清が重松清になる前の事や、他の作品のことなどにも触れているので興味深かったです。
目次
すいか / ウサギの日々 / 五月の聖バレンタイン / かっぽん屋
失われた文字を求めて / 大里さんの本音 / 桜桃忌の恋人’92
デンチュウさんの傘 / 「それでも人は生きる」場所で
いつだってテーマは人とのつながり
- かっぽん屋
- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 600
- 発売日: 2002/06
- 売上ランキング: 18671
- おすすめ度
★7/10