2007年06月28日

「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ

ずっと気になっていた作家で、やっと初めて読みました。

自殺をしようと覚悟を決めた千鶴は、山奥の民宿に辿り着く。
睡眠薬を飲んでみたが、失敗に終わってしまう。
大雑把だけれども優しい民宿の田村さん、農家のおばあさん、パン屋のおばさん。
朝早くに起きて散歩を続ける千鶴は、大自然の中で、やるべき事をきちんとやるという健康的な精神に癒される。

凄く読みやすく、すぐに読み終えてしまったけれど、すぐに読み返したくなる本。
自殺まで考えなくても良いのにと思いつつ、共感できる部分もある。
圧倒的な大自然のなかで、千鶴が徐々に健康的になっていく部分や、田村さんのきちんと生きている充実感などが印象的。
疲れた心を癒してくれる一冊でした。

天国はまだ遠く
天国はまだ遠く
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 380
  • 発売日: 2006/10
  • 売上ランキング: 33252
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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posted by このみ。 at 23:01 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
このみ。さん、こんにちは!
小川洋子さん、瀬尾まいこさん、
この手の作家さんの作品をそろそろ読みたいと思っていました。
なんだかホッとするんです。
でも、最近外は低気圧だからかしら〜?
本を読もうとすると眠気の方が勝ってしまって・・・。
Posted by 由松 at 2007年06月30日 11:17
>由松さん
うんうん、私も最近眠いです(汗
気圧のせいだったのか。
いや、そういうことにしちゃおう!
この手の作家さんは、時々無性に読みたくなりますね。
私はミステリーとサスペンスは元気が無いと無理なので、こういう作家さんは落ち着きます。
次は何を読もうかな♪
Posted by このみ。 at 2007年07月01日 22:07
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天国はまだ遠く 【瀬尾まいこ】
Excerpt: 仕事にも人間関係にも、生きることにも疲れた千鶴(23歳)は、死に場所を求めて山奥の民宿に辿り着く。 が、到着した晩、睡眠薬を飲み自殺を図るものの、見事に失敗! 自殺を諦めた彼女は、大自然に包まれ、..
Weblog: *読み出したら止まらない*
Tracked: 2007-07-02 09:33

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