自殺をしようと覚悟を決めた千鶴は、山奥の民宿に辿り着く。
睡眠薬を飲んでみたが、失敗に終わってしまう。
大雑把だけれども優しい民宿の田村さん、農家のおばあさん、パン屋のおばさん。
朝早くに起きて散歩を続ける千鶴は、大自然の中で、やるべき事をきちんとやるという健康的な精神に癒される。
凄く読みやすく、すぐに読み終えてしまったけれど、すぐに読み返したくなる本。
自殺まで考えなくても良いのにと思いつつ、共感できる部分もある。
圧倒的な大自然のなかで、千鶴が徐々に健康的になっていく部分や、田村さんのきちんと生きている充実感などが印象的。
疲れた心を癒してくれる一冊でした。
- 天国はまだ遠く
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 380
- 発売日: 2006/10
- 売上ランキング: 33252
- おすすめ度
★8/10
小川洋子さん、瀬尾まいこさん、
この手の作家さんの作品をそろそろ読みたいと思っていました。
なんだかホッとするんです。
でも、最近外は低気圧だからかしら〜?
本を読もうとすると眠気の方が勝ってしまって・・・。
うんうん、私も最近眠いです(汗
気圧のせいだったのか。
いや、そういうことにしちゃおう!
この手の作家さんは、時々無性に読みたくなりますね。
私はミステリーとサスペンスは元気が無いと無理なので、こういう作家さんは落ち着きます。
次は何を読もうかな♪