2007年07月13日

「夏の庭 - The Friends」湯本香樹実

児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞他多数受賞。
世界各国でも翻訳出版され、映画や舞台にもなった児童文学。

ひとり暮らしの老人と子どもたちとの奇妙な交流が描かれている。
町外れのおじいさんが死にそうだと、ぼくと山下と河辺の3人は、おじいさんの死ぬ瞬間を見てやろうと「観察」を始める。
隠れていたはずが気が付かれて、奇妙な交流が始まる。

沢山の賞を受賞し、各国で翻訳されたのも納得。
全く接点の無いはずの老人と子供たちが、知らないうちにお互いを必要としているところがとても良い。
普段の学校や家庭では学べないことを、子供たちは老人から沢山教えてもらい、老人も子供たちから色々な事を得る。
「死」の瞬間を見てやろうという子供だからこその発想から、こんな交流が生まれるとは。
最後は目頭が熱くなります。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)
夏の庭―The Friends (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 420
  • 発売日: 1994/03
  • 売上ランキング: 805
  • おすすめ度 4.5

★8/10
▲TOPへ
posted by このみ。 at 23:36 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(2) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

クオレ (少年少女世界文学館)
Excerpt: 主人公エンリコの周辺人物の逸話や、毎週学校にやってくるペルポーニ先生が聞かせてくれる物語などを集めた、元軍人のイタリアの作家デ・アミーチスの代表作です。タイトルの『クオレ』にはイタリア語で「心、愛情」..
Weblog: ゆきの記録
Tracked: 2007-09-30 04:25

やさしいライオン
Excerpt: 絵のタッチの素晴らしさもさることながら、ストーリーは善悪の枠組みを飛び越えて、生きるとは何かを問いかけてくれます。子どもだけでなく大人まで繰り返す意義のある本です。『やさしいライオン』に出会ったのは、..
Weblog: ゆきの記録
Tracked: 2007-10-03 10:44

▲TOPへ