2007年07月17日

「ナラタージュ」島本理生

主人公の泉は大学二年、高校時代に片思いし続けていた葉山先生と再会する。
演劇部の現役高校生達とOB・OG、顧問の葉山先生で稽古に励む。
きっと、子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったから、愛してるってことに気付かなかったんだよ。

コテコテの恋愛小説。
高校生からの片思いで、大学生になっても、そしてプロローグにもある結婚間近になっても、これからもきっとずっと忘れられない。
何も貰わなくても良い、与えるだけで満足と思える相手。
葉山先生の煮え切らない、悪く言うとずるい部分に少し苛立ちましたが、泉の気持ちには胸が締め付けられました。
とにかく切なくなります。

ナラタージュ
ナラタージュ
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/02/28
  • 売上ランキング: 124746
  • おすすめ度 4.0

★9/10


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posted by このみ。 at 23:50 | 東京 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
この記事へのコメント
これすっごく読みたいんですよね。
表紙とタイトルが素敵で、確か島本さんってまだ20代だったような…。
文庫本待ちですー。

たまーにコテコテの恋愛ものが読みたくなるときありませんか?(笑
Posted by よしの at 2007年07月19日 01:57
>よしのさん
私もずっと読みたい本でした。
表紙も印象的で、本屋さんでいつも気になっていたのです(笑)
たまーに無性に読みたくなりますよね。恋愛小説。
そういう時に読むと、なんだか余計に切なくなってしまいますが。
早く文庫になると良いですね。そろそろなっても良さそう・・・。
Posted by このみ。 at 2007年07月23日 00:22
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