2007年07月23日

「まどろむ夜のUFO」角田光代

野間文芸新人賞受賞。

私、弟のタカシ、弟の友人の恭一、同級生のサダカくん。
タカシは彼女にジャムを作り、恭一は魂の前世を信じ、サダカくんは5日ごとにデートをする。
みんなどこか普通ではない。

正常と異常の境目があるとしたら、自分では気がつかないうちに踏み入れてしまうのは、こういう感じなのだろうか。
どうも普通ではない考え方や行動が、淡々と、日常の中に同居している。
角田光代の初期作で、彼女の特徴の一つである、意味のなさそうな細かい描写がいくつも続くなか、自然におかしな事も含まれている文章が、どんどん先を読ませます。
そんなこともあるのかな、という感じに共感してしまい、でもこんなのおかしいよな、とも思ってしまう。
今の部分って普通じゃないよね?と誰かに確かめたくなるような。

表題作のほかに「もう一つの扉」「ギャングの夜」も収録。

まどろむ夜のUFO (講談社文庫)
まどろむ夜のUFO (講談社文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2004/01
  • 売上ランキング: 370842
  • おすすめ度 3.5

★6/10
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posted by このみ。 at 01:10 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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