2007年08月19日

「椿山課長の七日間」浅田次郎

朝日新聞夕刊連載作品。
映画化もされています。
映画公式ページ

働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、七日間だけ“現世”に舞い戻る。
現世と来世の中間にある「スピリッツ・アライバル・センター」にて、ほとんどの人が「反省ボタン」を押せば「極楽往生」できるという。
それなのに椿山は納得が出来ずに、現世に戻ることにしてしまう。
必要なものが何でも出てくる「よみがえりキット」を持たされて、現世の自分とはもっとも対照的な姿になって3日間を過ごせるのだ。
しかし、制限時間の厳守、復讐の禁止、正体の秘匿を守らないと、こわいことになる。
現世に戻り、家族、仕事、女性問題の悔いを残さないで戻れるか。
自己表現できない女は損よ。
自己主張は必要ないけれど、自己表現はしなくちゃだめ。

面白かったです。
久しぶりの浅田次郎で、「鉄道員(ぽっぽや)」のイメージが強かったのですが、こんなに面白いとは。
椿山課長、やくざの武田、7歳の雄ちゃん、3人とも現世に戻るけれど、みんな周りの人達に慕われていて、死を心から悲しんでいる人がいっぱい居るところでじーんときました。
3日間をフルに活用して、それぞれ成仏できない理由を解決しようとするのが面白く、どんどん進みます。
椿山の父の嘘や、武田の正義や、雄ちゃんの頭の良さにホロリ。
「死後の世界」のイメージが変わるほど、笑い、感動しました。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)
椿山課長の七日間 (朝日文庫)
  • 発売元: 朝日新聞社
  • 価格: ¥ 630
  • 発売日: 2005/09/15
  • 売上ランキング: 7192
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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posted by このみ。 at 23:27 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 本を読んで| edit
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