2005年08月01日
第47回江戸川乱歩賞受賞でデビュー作。
2003年には映画化もされています。
解説にて、宮部みゆきが
「この賞の選考時に
ダントツだった」と書いています。
物凄い勢いで読んでしまいました。
寝不足です(汗
文章構成がしっかりしていて、ドンドン先に読み進みたくなります。
坂道を転がり落ちるみたいに。
題名の通り(?)死刑について色々書かれています。
この本を読むと、賛成派の人も反対派の人も考えさせられるはず。
日本の法律って、矛盾や抜け道がいっぱいなんですね。
「そんな事、許されるはず無い」と言う事が、在り得てしまう。
例えば
・死刑が確定した死刑囚でも、罪が多い方が
死刑を執行されるまで時間がかかり、生きている時間が長くなる、とか。
・死刑執行は内閣改造で法務大臣が交代する時に
前大臣が辞める直前に命令書を出す事が多い(就任中はイメージダウン)、とか。
内容は重いです。
でも、知らなかった事を沢山知る事が出来ました。
人が人を裁くという事、罪を償うという事。
久しぶりのミステリーで、面白かったです。
★9/10
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posted by このみ。 at 00:11
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今でも読書中のドキドキと話の顛末は忘れられません。
反町君が主演の映画も見ました。
ちょっと本のイメージとは違うけど、それなりに楽しめたよ♪
ゆぅさんも、はまりました?
これ程ドキドキさせてくれる本って、あんまり無いですよね!
もう一度読んでもドキドキ出来そうです(笑)
映画、観ていないんです。
機会があったら観てみたいな♪
ほんとにおもしろかったですね〜、この作品。
ですが、若干、知恵浅はかな私には、
日本の法制度に関する考察が難しくて・・・。
これからも、よろしくお願いします。
こちらこそコメント、TB有難うございます。
私も法制度に関しては難しいです。
ですが、この本はそんな私でも充分楽しめました。
こちらこそ、これからも宜しくお願いします♪