葉子と「あの人」が骨ごと溶けるような恋をして
あまりにも純粋で、いたって正常な草子が生まれた。
いたって正常と書いたのは、江國香織があとがきで
「これは狂気の物語です。そして、いままでに私の書いたもののうち、
一番危険な小説だと思っています。」
と、書いてあるので。
うっかり読み進めていくと、ゆっくりと確実に流れる時間の中での
母と娘の話なのかと思ってしまいそうです。
さらっと書いてあるから。
でも、「骨ごと溶けるような恋」をして居なくなった「あの人」が
「かならず戻ってくる」と言った事を微塵も疑わない葉子と
着実に成長して、正常に考える草子が痛々しい。
私はこの本に書いてある骨ごと溶けるような恋というものに
素直に憧れて惹かれてしまいました。
う〜ん。
いいなぁ、こういうの。って。
この話、最後の読み方で終わり方が変わると思います。
物凄くハッピーエンドなのか、それとも・・・。
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本★8/10
TBありがとうございました。
あ、私この本に五ツ星つけてますね〜。
すごく気に入ったので、友人にも勧めました。
こういう母親に育てられても娘は正常に育っていくんですね。
反面教師というか。
でもどんなに狂気にとりつかれていようと、葉子さんはとっても魅力的な人物で、惹かれました。
ラスト・・・多分ハッピーエンドじゃないでしょうね(涙)
でも、江国節の本だった気がします。
なんかこの人の本は何となく透明に近い青とかピンクのイメージを想起させますね…(´・ω・`)
このみ。さんの記事見てもう一度読み直して見ようかと思います。
しかし、このみ。さんってホント読書家ですね!
素晴らしいです!
こちらこそ、コメント&TB有難うございます♪
ほんと、草子が素直にすくすくと育ってくれているのが救われるという感じがします。
ミチさんの通り、葉子が魅力的だから良い子に育ったんだろうなぁ。
ラスト、やっぱりそうですよね(涙
>takeさん
私も今回、再読でした。
最近、ブログのため(?)再読ばっかり。
結構忘れている事もあったり、新しい発見があったりで良いですけど。
takeさんも、是非もう一度読んでみてくださいね♪
でも、「西の魔女〜」を先にね(笑)
(現実をわかるようになってしまった?)
草子が母を思うときが痛々しいですよね。
恋ってしている本人はいいけど、周りは振りまわされると
とっても大変そうですよねぇ・・・。
はい・・・。
胸がズキズキしました。
恋愛は、している本人は良いですよね(笑)
まぁ、多少は周りに迷惑がかかってもナンボみたいなのもありますが・・・。
葉子の場合は、ちと問題アリですがね(^^;
でも、基本的には葉子好きです♪
少し前に『ぼくのことりちゃん』ってのを読んでみましたがすごくよかったので、読み出してみようかと思ってたところだったのでこの記事参考になりました!
なんだかせつない話のようですね。
秋になったら読んでみよかなっ。。。
綺麗な話、書きますよね。
これも、一見綺麗な話かも。
実はそうじゃないかも知れないけれど。
読書の秋が近づいてきましたね♪
是非読んでみてください(^^
読みました、神様のボート。
江國香織さんの話は「つめたいよるに」を読んだだけだったので、この話も少しちょっと謎めいていて、少し哀しいような印象を受けました。
最近本を読めていなくて・・・(-_-;)もしお勧めの本とかあれば教えてください!
はじめまして♪
ようこそ(^^
「つめたいよる」まだ読んでいません。
この話も〜って書いてあるので、「つめたいよる」も謎めいた感じなのかしら。
お勧めの本は・・・江國香織さんのが良いのかな?
他の人でも良ければ、今一番お勧めしたいのが
「博士の愛した数式」という本です!
小川洋子さんの本で、とっても心が暖かくなります。
ブログにも書いたので(ネタバレ無いはず)
もし、興味を持たれたら読んでみてください。
jinさんのURL書いて頂けたらお邪魔できるのに・・・。
こちらも良かったら次回書いて下さいね!
皆さんが神様のボートを読んでどのように思っているのか知りたくて
このページをひらかせてもらいました!!
実は、神様のボートが読書感想文で…(^^;笑
でも、神様のボートはおもしろくてまた江国香織さんの作品を読んでみたいと思いました♪
話を掘り返すようですみませんが
わたしは普通にハッピーエンドだと思ってました;
なんか描写が足りないのでしょうか…汗
もう一回読み直してみます♪笑
はじめまして♪
ようこそ(^^
あらら、宿題って事なのかしら。
題材がコレじゃなかったらジェネレーター使えるのに(笑)
↓ココ
http://tempo.seesaa.net/article/5935006.html
最後は、人によって捉え方が違うみたいですね。
どう捉えても、正解は無い気がしますよ(^^v