2005年10月08日

「心では重すぎる」上・下 大沢在昌

第19回日本冒険小説協会大賞受賞。

探偵をしている主人公、佐久間公のシリーズモノで
「感傷の街角」「漂泊の街角」「追跡者の血統」「雪蛍」
そして「心では重すぎる」「標的走路」と、続いています。

今回、このシリーズは初めて読んだのですが
解説で福井晴敏も書いている通り、この作品だけで独立しているので
他のシリーズを読んでいなくても、楽しめました。

大沢在昌の著書で、今のところ一番有名であろう新宿鮫シリーズの様に
複雑に絡み合っていく物語は、さすがですね。

とにかくハードボイルド。
探偵・漫画家・出版社・薬物依存・更生施設・暴力団・SM・いじめ・宗教団体
色んな事が絡み合っていきます。

しかし・・・。
長かった。
巨編とありまして、作品自体も規模もですが・・・。
本当に巨編でした。

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本★7/10
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posted by このみ。 at 01:55 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 本を読んで| edit
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大沢在昌【心では重すぎる】
Excerpt:   心では重すぎる(上)(下)「佐久間公」を主人公にするシリーズの後半にあたる作品。本作では一人称を「僕」から「私」に変えて私立探偵佐久間公が帰ってきた、、、とは言ったものの以前のシリーズを殆ど読んだ..
Weblog: RentedHouse
Tracked: 2006-02-06 03:04

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